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2006年11月21日(火) ペルー旅行記その2

■ クスコ〜マチュピチュ

ペルーに到着して四日目でしょうか。リマからクスコへ飛び、その日の午後はクスコ観光……の予定だったのですが、ここで思いっきり発熱。何せ広いペルー。移動時間がかなり多く、移動疲れだったのかもしれませんが、体力の無さを実感しつつも半分意識が飛ぶほどの発熱に、梶浦ここで朽ち果てるのか……と今までの人生に思いを馳せつつホテルで半日ダウンしておりました。しかし日本から持参した薬の数々と、二時間毎に目覚ましをかけて無理矢理水分+ビタミンC補給といういつもの技(時々発熱するので熱を下げるのには慣れていたり)で無事半日で回復。普段は水風呂という最終兵器も使ったりしますが、さすがにペルーではちょっと怖くて出来なかった……。

クスコは高度3400m。高山病に注意、と言われていたのですが、正直発熱のせいで、どれが風邪の症状でどれが高山病なのか良く分かりませんでした(笑)。ただ二日目、熱が下がってからも時折若干の頭痛と多少胸が苦しい感じはあったので、あれが高山病の症状と言えば言えたのかも。でも大した事もなく。

そんな訳でクスコで一泊し、翌日ペルー旅行で一番楽しみにしていたマチュピチュ観光です。

■ マチュピチュへ

クスコ〜マチュピチュはまず鉄道で3時間40分ほど、その後バスで30分、という道乗り。
朝6時発の電車で参ります。

Train1

こんな電車

3時間40分とは言っても実際の移動距離は100kmほどだそうで、箱根登山鉄道も真っ青なゆっくり運転だったりはするのですが、この道中が非常に面白うございました。1000m以上の高度差を行くだけあって、周囲の景色、土の色、植物相が二度も三度もころころ変わるのですね。

ペルーは、特に田舎や郊外は日干し煉瓦の家がとても多いですが、(何せ自分で作れちゃうから安いし、とガイドのソニアさん談)クスコ周辺はともかく土が粘土質で赤いので家も赤い。

Ie

土が薄茶色い地域へ入ると家も茶色い。と非常に分かりやすい。
土の色が変わるといきなり畑が増えたり。
トウモロコシ畑はやはり多かったです。

Toumorokosi

二時間ほど走った頃でしょうか。
ソニアさん「はい、ここからジャングルです」
ここからっていきなりですか? と思いつつ、本当にいきなりジャングルな風景に変わりました。さきほどまで線路脇に頻繁に出現したサボテンやアロエなどはもう陰も形も無し。マチュピチュ近くになると、クスコ周辺の粘土質の土の中に岩が覗くような山々とは異なり、切り立った山は全て岩。「だからこの辺りでは煉瓦の家は造りません」だそうです。

Iwayama

ペルーは、砂漠からアマゾンまでともかく変化に富んだバラエティー豊かな土地だ、とは聞いていましたが、ナスカ周辺の風景も含めて、それを実感する電車の旅でした。

■ マチュピチュ

列車の執着駅からバスでくねくね道を30分ほど登り、マチュピチュです。
とりあえず一番高い所まで登り、「はい、写真スポットですよ〜!」でお約束の一枚。

Matu2

この周囲の広さをお伝えしたくパノラマ風に無理矢理繋げてみたんですが。
すみません画像処理下手くそで(笑)。
とりあえず、この切り立った山の上に繰り広げられる不思議な風景には、周囲の谷からのスケール感も含めて、シンプルにただ胸を打たれます。

石組みの精巧さ、地震が多い国ならではの耐震設計の見事さ、石組みの差異による階級社会の有り様、美しく機能的に整った水場、ともかく感心する事しきりではございましたが、その辺りはより詳しいガイドブックやサイトなどご覧頂いた方が早いと思いますので割愛。

実際見て驚いたのは都市部分を遙かに凌駕する畑の面積。「空中都市」だと思っていたマチュピチュは、住居や神殿部分を真ん中に据えた空中段々畑、そんな印象でした。

Hatake2

Hatake

こんな狭い場所にも畑が。下は断崖絶壁。
プチ高所恐怖症ピープルは、こんな場所で作業しろと言われたら、いっそひと思いに突き落として下さいと泣き崩れる事でございましょう。

尤も当時の挨拶は「怠けないで、盗まないで、嘘つかないで」だったそうで、怠けることは大罪。泣き崩れたくらいでは許して貰えそうにありませぬ。

まだ発掘されていない、今の遺跡から下った部分にもどうやらまだ畑があるらしいとか。
こんな場所で数百人を養うには、どんな土地も無駄にせず畑にする必要はあったのでしょうが、農作物だけではなく、神殿を飾る美しい花々の為の畑もあったのだとか。

Mokei

模型が好きだったというインカの人々。
分かります? この辺りの山々の模型が岩に刻んであります。左に聳えているワイピナチュの峰が、岩の左上の突起。中上部の上が平らになっている部分がマチュピチュ。

とりあえずまだ謎だらけのマチュピチュだけに、いやがおうにも想像力をかき立てられまくりです。

色々語りたい事はまだまだありますがきりがないのでこの辺りで。

今回はクスコ、マチュピチュを現地の日本語堪能なガイドさんに案内して頂いたんですが。
マチュピチュを発見したとされるハイラム・ビンガムの説ではここはこう呼ばれているけれどその後の歴史学者の説では……という説明を随分して頂きました。私が持っていたガイドブックには全てハイラム・ビンガムの説の方で説明されていましたが、真相や如何に。
発見した「とされる」と書いたのは、ビンガムはあくまで地元の住民から時間をかけて聞き出して、地元民が知りつつ隠していたマチピチュにたどり着いただけだ、とガイドさんが強調されていたから。

そんな説明、後日して頂いたクスコの町のガイドも含め、ペルーの方にとってはインカを滅ぼしたスペイン人は無論、そしてハイラム・ビンガムもある種の「侵略者」として捉えられているのだなあ、と感じられる部分が節々にございました。(ビンガムの率いる発掘隊が持ち去ったマチピチュの『宝』の数々はまだペルーに返還されていないそうで。今後返還の予定はあるという話ですが)ペルー在住の方の殆どがインディオと呼ばれる昔からの住人とスペインの混血で、そんなガイドさんにもスペインの血は流れている訳なんですけれども。尤も、その辺りの感情には都市部に住んでいる方、そうでない方、また個人個人で(当然ではありましょうが)かなりの差があるという事ではありますが。とはリマを案内して下さった日本人のガイドの方談。

色々な意味で興味深いマチュピチュ観光でございました。

■ 帰途

さて、再び3時間40分の列車の旅です。
電車が出発してしばらくすると、いきなり謎のアルパカ男登場。すわ何事!?

Alpaca

いきなり踊り出す彼。

腰にアルパカ風のぬいぐるみを付けていたんでとっさにアルパカ男と命名してしまったんですが(こら)。正確にはリャマ。「リャマ使いの踊り」という伝統的な踊りを電車の中で披露するというサービスなんですね。しかし彼、この電車の乗務員さんなんですが。さっきまで普通に制服着ていた彼がいきなり踊り出す素敵な列車。その後チップを集めて回る。

そしてその後、「我が〜鉄道が扱っているアルパカ製品は品質も最高で……」というアナウンスがあった後、いきなり車内ファッションショーが始まりました(笑)。モデルはこれまた乗務員さん達。車両の後部でひたすら着替えて、車内を練り歩きます。

Show

売れたんだろうか……。

車内は大受け、大歓声でしたけれども。
お客さんが「私にも着せろ!」と乱入モデルを買って出たりしていました。
さすがに往復9時間に及ぶ日帰り観光は疲れはしましたが、退屈だけはしない旅でございましたことよ。

ちなみにマチュピチュは、現地までバスで行けはしますが遺跡内部は割と起伏もあり、歩きやすい靴は必須ですね。階段をあれこれ歩いている内に私も結構息が切れて来た……のは高度のせいにしたい今日この頃。でも翌日ちょっと筋肉痛になりました……。雨期には合羽も必要ですね。観光し終わって昼食を取っている間、スコールのような雨がざーっと降っていました。

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2006年11月21日(火) ペルー旅行記その1

さて。行って参りましたペルー。
成田←→首都リマの空港まで、トランジットの時間も含めて往路21時間、復路24時間。空港までの移動も考えると軽く1.5日という感じで、とりあえず地球の反対側を感じる遠さではありました。

と言う訳でペルー旅行記をしたためて見たく思います。
時系列は無視して、要所ピックアップな感じで。
写真で重くなりそうですが、ご容赦下さいませ。
(無駄な写真の方が多いという気も……)

■ ナスカ

地上絵見て参りましたよ。セスナの中からですが。
まず首都リマからプロペラ機でイカへ飛ぶ。
到着したイカ空港ターミナル全図。

Ika1

何でしょうこのほのぽの空港は。
ほとんど雨の降らない場所ならではですね。
それでも一応ゲート番号などはあったりするのが私的にツボでした。
「ゲート1から搭乗」って言われても一つしか無いんだけど。

Gate

イカ空港からセスナでナスカ上空へ飛ぶ訳ですが、イカに到着した時点でもまだナスカ行きの時間は不明。
「どのくらい待ちますか?」
「さあ?1時間くらいかな?」
その待ち時間に、「コンドルを見てこい。」
観光客に見せてチップを頂く為に飼われているコンドル。普段は檻の中。
コンドルは飛んではいなかった……。

Condol

次にビデオルームに案内され、ナスカ紹介ビデオを見ろという事で、
まず英語のビデオ、
「次は日本語のビデオを見てくださーい。」
とっても聞き覚えのある音楽と、緒方直人さんのナレーションが流れて参ります。
思いっきり「世界遺産@TBS」なんですが……。
いいのかこれ(笑)。

その後、ホテルに移動してお昼ご飯を食べたりしつつひたすら待ちます。

イカに到着してから3〜4時間? 経過して、やっとナスカ高原行きのセスナに搭乗。

Plane2

7〜8人乗りだったかな。

日本からのツアーのお客さんもかなり多くいらしたんですが、セスナから降りてきた方々は皆様「酔った……」「吐いちゃった……」と待合い室(室と行っても壁は無いが……)は屍累々。そんなに揺れるんだろうかとびくびくして乗ったのですが、案外そんな事もありませんでした。
ナスカ高原上空に着くまでは。

正直、ナスカの地上絵も感慨はありましたが、そこへ行くまでの景色の方が感動しました。
広がる砂漠、そして砂の山脈。

Sabaku1

約40分程?の飛行でナスカ高原へ到着。
セスナの右と左に席があり、どちらの方が良く見えるのかなあ……と悩みながら席を取ったのですが、そんな心配は無用でした。

パイロットさん「ハイ、右ウチュウジン〜ココ、ココ、ミエル? ハイツギヒダリー!」
そして急旋回。地上絵はセスナの下方と言うよりほぼ横に見える、ほとんど曲芸飛行。
これは酔う。

「ハイツギハチドリー、ミギー、ツギヒダリネー!」
おかげで地上絵はどれもとてもとても良く見えました。

Uchuujin

ウチュウジンとか。

やはりでかい。スケールがすごい。具象化された図案もどれも見事の一言ですが。

しかし酔う。

往路は砂漠などを眺め悠久の時間の流れ、砂の流れなどに思いを馳せたりもしたのですが、復路は悠久っつーかもう早急にイカまでお願いします。そんな感じでした。
皆様、ナスカ絵を見に行かれる際には酔い止めをお忘れ無く。
まあ飲んでもムダかもしれませんが。

ちなみに高いところがプチ苦手な私。
セスナになんか乗って大丈夫? と心配されましたが、もともと飛行機は平気だったのでその点はOK……だったのですが、ちょっと乗り出すと見えるこれ。

Sharin

そう、飛行機の車輪。
これが見えるとダメでした。何故かリアルに高さを感じる。こっ怖!
人の感覚とは不思議なものにござります。
そんなナスカ観光でありました。

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2006年11月11日(土) 行ってきます

マッサージ。
それは魅惑の言葉。

お金を出しさえすれば手に入れられるお手軽極楽の内、「ウマイモノを食べる」と「マッサージ」はこれ格別でございましょう。一仕事終わってマッサージ予約して、お店に向かう間にも既にテンションは上がりまくり。アドレナリン出まくりですよ!(マッサージに期待される効果としては若干矛盾を孕んでいる気もしますが。)着替えて寝台に横になって、来るぞ来るぞ〜、きもちいい〜が来るぞ〜というあの期待に満ちた瞬間はもう何とも。

そんな訳で本日も、
「背中も腰もパンパンですよ〜」
「ああー痛いでも気持ちいい〜〜☆●×△」
を思う存分堪能した後、自スタジオへ帰り、色々やり残した事を片付けながらiPODの中身を久しぶりに更新したり、デジカメの準備をしたり。

そんな訳で。
梶浦旅立ちます。
ペルーへと。
探さないで下さ……じゃなくてちゃんと帰って参りますが、(いきなりフォルクローレに開眼して「私の生きる場所はここだ!」とか言い出さない限りは)パソコン持って行かない旅なので、次回更新は再来週後半以降になりますでしょう。……あ、その位更新空くのはいつもの事なので敢えて書くまでもありませんでしたか。そうですね。

何せ飛行機の時間が長〜いらしいので、せっかく買ったDSLite持ち込もうかな。中身は「数独」にするか、まだ手をつけていなかったFF5にするか悩み中です。
え、FF3? クリアしましたとも。(以下興味の無い方は飛ばして下さい)全員レベル99、たまねぎレベルも99、たまねぎ装備もほぼ揃え手熟練度も両腕上げまくって全員両刀で初クリアに赴いた結果、長いとウワサのラスダンも、ラスボスまでほぼノーダメージという鬼クリアでしたけれどもね。あ、当然鍛冶屋さんイベント武器も全部揃えたし! でもたまねぎだと使えないのがちょっと悔しい! それにしてもスタジオで仕事、家帰ればFF3の二重生活(?)は、もう寝不足と申しますか不足未満。そりゃ背中も腰もパンパンになるでしょうとも。……オトナのやることじゃない? おっしゃる通りです。

そして今回もガイドブックも何も読まずに慌てて旅立つ事になるのです。

YUUKAちゃん曰く
「帰ってきたらラテンな梶浦さんになっていたらどうしよう……」
「ゆーかちゃんノン、ノン! とかそんなノリ? FJYの新曲思いっきりタンゴだったり?」
 ※(注)ノンはスペイン語ではありません
そんなくだらない会話を交わしつつ、梶浦は旅立つのです。
では行ってきますー。

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2006年10月19日(木) 鍋はいいよね

涼しくなって来たし、鍋だよね!

そんな訳で先週は、
しゃぶしゃぶを食べたり
すきうどんを食べたり
ふぐちりを食べたり
あんこう鍋を食べたり
そんな、極端に鍋ブームな日々でした。でもちょっと季節を先取りしすぎたかもしれません。
「ちょっと……暑いよね?」「うん……」そんな感じで。

暑いと言えば先日、よそいたてのあっつあっつお味噌汁を思いきり太ももの上にひっくり返し、「熱い熱い〜」と涙目になりながらお風呂で冷やすこと30分。すぐ冷やしたのが幸いして大惨事には至りませんでしたけれども、しばらくジーパンはくのが辛そうです。それにしてもお風呂場で、他に何をする事も出来ずじーっと水シャワーを足に当てているあの情けなさと言ったら、これはもう何とも言い難いものがございますね。魔法が使えたら「ブリサガ!」一発で冷やせるのに(冷えすぎですか?)。ウカツを直す薬ってどこかにないのかなあ。

そうそう魔法と言えば。

……その前段階として、少し前に買っちゃったんですよねDS Lite。だってハードディスクを買いに某Bカメラに赴き、買い物を済ませてエスカレーターに乗っていたら「DS Lite限定入荷、こちらの列にお並び下さい〜」とか呼んでいるじゃありませんか。まだ品薄な時期だったにも関わらず、平日の午前中だった為か、並んでいる人数も少な目。梶浦ふらふらと並んでしまったのもこれ無理もないことと申せましょう。色は白。まあ、普通のDSは持っていたんですけれど。それも同じ白。だからいらないっちゃいらなかったんですけれども。でも小さいし可愛いし!

で、Lite買って何をやっていたかと言うと、脳トレだ! とばかりに「数独」です。これなら寝る前にさっと出来てぱっと止められるし。だって下手にRPGなんて買った日にはまた限界体勢で廃人プレイを繰り広げ、日々のあれこれがおざなりになって行くのは目に見えている。.hackゲームだってやりたいなーと思いつつ今回はじっと我慢していたのですから。

それなのに。
つい先日。
FF3。
貸してくれたの。お友達が。
貸してくれるって言うのに断るのもアレですしね? せっかくの好意ですしね! FF3やったことなかったし!(わくわく)そんな訳で再びBカメラに赴き、早速攻略本を購入です。

そうしたら攻略本の隣にね。
出てるの。
FF5が。
アドバンスで。
買うよね。これは買うよね。

そんな訳で現在DS LiteにはFF3が入りっぱなし。その隣にはFF5が出番待ち、というとても危険な状況ではございます。でもオトナなので「仕事場にはDS持って行かない」という必殺技が使えます。今回は廃人道を進む事なく、寝る前の暇を見てゆっくりやりたいと思っています……。とりあえず既にジョブレベル90に達しようとしているシーフで盗む連発中。

そんな日々です。
仕事もしてますよ? 本当ですよ!? 毎日「早退→ゲーム」とかしてないですよ? と遠い空に呟いてみる。

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2006年10月7日(土) 荒野なお部屋

FictionJunction YUUKAがOP「荒野流転」を歌わせて頂いております、「幕末機関説いろはにほへと」の配信が、[GyaO] さんで始まりましたね。私も一話を拝見したんですが、とても面白そう。なにげに主人公のお兄さんもかなり好みだったりするのでこの先も楽しみに見て行きたいと思っております。簡単な登録で見ることが出来ますので、皆様も是非どうぞ。

……とは言ってもGyaOさんってMacでは見られず、Macユーザーにはちとツライ所ではございます。私も、普段は全くネットに繋いでいないサンプラー専用Windowsマシンで恐る恐るネット接続して見ましたですよ。GyaOさん、いつかMacに対応して下さい……お願いします……と遠い空に祈ってみる。

荒野流転と言えば、先日マイスタジオを久しぶりに訪れた知子さん(梶浦’s母)が、部屋の惨状を見るに見かね、プチお掃除をして下さったのですが(ありがとう知子さん!)、「このお部屋はまさに『荒野流転』という感じね!」と一言つぶやいてお帰りになりました。そうか、あの曲を書く為に私はマイ部屋をこんなに!……した訳では当然無く、いつまでも荒野や廃墟の曲を書いている訳にもいかないので、もう少しお片付けに精を出したいと思います。多分。きっと。

さて。
二年ほど前に購入した「イオンドライヤー」。髪にとっても良いとの事で、「ん、そういえばパサパサ感がないかも? と喜んで使っていたのですが、つい先日の事ですよ。イオンのスイッチがきっぱり「off」になりっぱなしであったのに気づいたのは。
という事は、あれですか。イオンの欠片も混入していない熱風を、私は二年に渡り有り難がって髪に当て続けていたと。思いこみとはげに恐ろしきモノにございます。

ドライヤーと言えば、私、随分と髪が伸びましたのです。
既にバストトップに届く長さになり、ずーっとショートで来た自分にとってここまで髪を伸ばしたのは生まれて初めて。お風呂上がりのドライヤーは獅子舞状態です。

ロングを目指したと言うよりも、切りに行かぬうちに伸びてしまった……という方が正しい気もするのですが、ここで切ったらここまで伸ばす事はもう二度と無いとも思われるので、どうせならもう少し行ってみようかと。まあ、通常「ロングヘアー」の限界はみぞおち辺りまででしょうかねえ。それ以上行くと、よほど上手くスタイリングしない限り夏には怖い人になってしまいそうで危険な予感がします。

しかし髪を伸ばすと、ショートの時には気づかなかったオドロキもあり、未だ色々新鮮です。歯を磨くときに髪邪魔なんだ! とか、ベッドから起き上がる時に自分の背中で思い切り後ろ髪を引き、ぐえ! となってしまったり。自分で経験してみないと分からないこと、まだまだ色々ございますね。

そんな日々。

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2006年10月3日(火) 「中期低テンション恋愛型 」だそうです

知り合いのblogでこんなものを見つけてやってみました。

[恋愛頭脳]

ごくごく普通に答えて、きっとごくごく平均的な結果になるだろうな……と予測しつつっぽちっと送信ボタンを押してみました。

「梶浦由記さんの恋愛観は、ほぼ壊れています。」

……な、何で!?(泣)

「最近すこし色恋沙汰から遠ざかっていませんか?面倒くさいのかモテないのか仕事が忙しいのかは判断できませんが、中高生のような「青臭さ」をほとんど梶浦由記さんから感じられないのは残念なことです。少し感覚が老けていると言えます。」

……悪かったな感覚老けてて!(号泣)

そんなこんな、果たして自分に恋愛な歌詞を書く資格があるのか深く考えてしまう昨今ですが、皆様如何お過ごしでしょうか。

「今が大事。明日のことは明日考える。ある意味豪快な生き方ですが一般人にはついていけません。」だそうで、そうか、だからサーバーお引っ越しも遅々として進まないのか……と納得してみたり。「明日出来る仕事は明日やる」いけません。確かにその通りです。

さて。
最近激増傾向にあるスパムメール。
プロバイダーが迷惑メール対策とやらをやってくれたにも関わらず、一向に減る気配も無く、そんなにメールアドレスをばらまいたつもりもないのですが、何時の間にやら日に数十通はやって参ります。仕事で使っているアドレスを簡単に変える訳にも行かず、もーいちいちフィルタ設定するのも面倒くさく手削除なんですが、削除の手間だけでちょっとしたものですよねえ。

内容はどれも工夫に乏しく、さくっとゴミ箱直行なんですが、たまに気になるタイトルも。
「○○○○わしずかみ」

わし「づ」かみだろう!
掴むんだろう!?

これは策略なんでしょうか。つい気になって内容まで読んでしまうだろう? と言う。だとしたらちょっとしたものかもしれません……読んでないけど。

スパムと言えば、最近友人との間で「なるべくスパムっぽいタイトルでメールをやりとりする」というイヤな遊びが流行っていて、メールチェックがますますややこしくていけません。「今夜、待っています……」とか、「夫がいないうちにメールします」とか、内容と全く関係ないタイトルでメール送ってくるの。友達フィルタかけてるからかろうじて削除は免れている……と思うんだけど、削除していないとは言い切れない……それでいいのか。オトナなんだからそろそろ皆いい加減にして欲しいと思う昨今です。良い子は決して真似しないで下さいね。

このメンツはたまにしか顔を合わせないんですが、飲み会決まった途端に「課題図書」を強制的にメールして来る面々で、たまに面白い本や漫画も教えて貰えて面白いんですが、読む時間が作れず対応仕切れないのが難点です。オトナは時間無いんだから、読んでこなかったらおごりとか勘弁して(涙)。それも一冊じゃないんだもの。次の課題図書は永島慎二と中沢新一だそうですよ……。

そうそう。
新居にベッド入ったんですよ! 嬉しい〜。それも新マットレスがなかなか良い具合で、寝心地満点です。満点すぎてベッドに入って五分と持たずに即寝してしまうのが、良いのか悪いのか。これでますます読書から遠ざかること必須です……。

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2006年10月1日(日) 秋ですね

仕事場に到着し、さて仕事するか! とパソコンを起動しつつ椅子に座った……
つもりが何故か背後に椅子が無く潔くひっくり返り、腰と背中と肘と頭が痛い本日だったり致しますが皆様如何お過ごしでしょうか。季節はすっかり秋ですね。(東京は)やっと秋物が着られるようになって嬉しい限りです。湿布隠れるしね!

さて。
9/21発売になりましたツバササウンドトラックCD、Future Soundscape IVへのご感想、掲示板、メールにて下さった皆様、ありがとうございました! FictionJunction YUUKAの挿入歌、aikoiも入っております。ご堪能頂けますと幸いです。

FictionJunction YUUKAと言えば、そう、ライブをやるんです。
11/22発売になりますシングル、「荒野流転」、初回版に、ライブご招待への抽選券が入る……という方式になるんですが、すみません抽選ライブで。FJYライブに関しては以前からやりたいなあと、あれこれ方式を模索していたんですが、今回YUUKAちゃんとは初ライブという事もあり、有料ライブではなくご招待ライブという形にしようという事になりました。

場所は東京(O-EAST)、大阪(BIG CAT)。時期は来年2月。まだ先ではありますが、一曲目何にしようかなあ、などと考えるのも楽しい日々ではございます。またライブ会場で新しいお知らせでも出来たらいいですね。(あくまで未定ですが)まだ曲目も含め細かい事はこれから決めよう状態ですので、この曲は是非聴きたい! などのご要望ございましたら、是非メール掲示板もしくはコメントででもお寄せ下さいませ。

さて。
最近、接続プロバイダーの迷惑メール対策強化とやらに伴って、FJ.comからのメールが発信出来なくなって大弱り。対策をお知らせ頂いても、レンタルしてるメール送信サーバーが未対応状態でもうどうしようもなく(涙)、前から放置気味のサーバーだったので今後対応してくれるとも思えず、まあ不満もあった所に引っ越しの面倒くささから居座ってはいたので、そろそろ心を決めてFJ.com引っ越し慣行か……ともくろみ中です。

しかしあれですね。引っ越し、ひたすら面倒臭い(笑)。出来れば二度とやりたくないので、今度こそちゃんとしたレンタルサーバーへ……と思いつつ、「ちゃんとしたレンタルサーバー」の定義も難しく、引っ越し先どうしよう状態で彷徨っております。しかし通常メール送信不可の不便きわまりない状態は早めに何とかしたく、あまりゆっくり探す訳にもいかず。しかし日常に追われて伸ばし伸ばしになっている……いかんです。

そんなこんなしている合間に。
「お仕事以外用」Macが異様に調子が悪く、これはもうクリーンインストールしか無い状態にまで追い詰められ、どうせ入れ直すならと、やっとTigerにしたり。自宅用Macが今12インチモバイル用を臨時に使っているので、新しいの欲しいなあと思ってもみたり。でも今のiMacのデザインがあまり好きでなかったりするので迷っていたり。そんなこんなしている間に新しいiPodが続々出てきてうわやばいじゃんと思ってみたり!
そんな日々です。気づいてみれば久しぶりのブログでした……。

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2006年8月28日(月) Gフェス-ありがとうございました

東京、大阪「Gフェスティバル」、FictionJunction YUUKA二人で行って参りました。お陰様でとても楽しい二日間でした。ご参加下さった皆様にもお楽しみ頂けた事を祈っております。

さて、Gフェス会場でも触れさせて頂いたのですが
FictionJunction YUUKA 六枚目のシングルが11/22、発売になります。
タイトルは「荒野流転」、こうやるてん、と読みます。
10月よりGyaOで配信スタートする、「幕末機関説 いろはにほへと」というアニメーションのOPとなります。

この作品がかなりまた……面白そうなんですよ。宜しければ是非ご覧になってみて下さいね!

プチ更新ですみません。Gフェスのご報告、シングルのご報告詳細は何れまた……(多分)。
大阪から思い切り良く夏風邪を持ち帰ってしまった梶浦でございました。まっ負けるもんか……!

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2006年8月22日(火) テレビを買った話

お仕事で「絵合わせ」(音楽を絵にばしっと合わせて作ること)する時に使う為の小さなテレビが我が家にあるのですが、これ、ちょっと離れた場所に置いてあって若干見にくい。

どうせならもっと小さな、スピーカー脇に気持ちよく置けるブツを買ってこようと思い立ち、先日ふらりとBカメラへ行って参りました。

小さなテレビ、案外無いんですねえ。13型より小さくなるとお風呂で見るようなポータブルになってしまい、ちょっと使いにくい気がする。携帯用DVDプレイヤー買って代用、とも考えたのですが、外出先でDVD見たいと思う機会もあまりないしなあ。13型、若干大きすぎるような気がするけれど、まあ、我が家のモニタ用テレビは確か15型だったし、少しでも小さくなればいいか、と思い購入の上帰宅致しました。

早速梱包を解きセッティング致しまして、仕事に取りかかります。
ふと、脇に置いてあった、前からあったモニタ用テレビに目をやりますと、
……双子?
何だか梶浦、家にあったのと同じテレビ買って来たらしいですよ。
それもメーカーまで一緒。もう見分けも付かないの。

そうか。ウチにあったのも13型だったのか。何故だか15型と勘違いしていたのだな。
それにしても、お店にあるとテレビって小さく見えるものなのだな。
と納得はしてみたものの、何となく空しい夏の終わりです。

そう言えばもうすぐ新居にベッドが入ります。
引っ越して早一ヶ月、薄い布団で床に寝ていた悲しい日々も終わりです。
それを楽しみに元気を出そうと思います……。

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2006年8月15日(火) 素麺ポルカ

ピ〜カピカ〜♪そうめん〜ポルカ〜♪
ピ〜カピカ〜♪そうめん〜ポルカ〜♪

と、レコーディング現場にて、
FictionJunction YUUKAのYUUKAちゃんが延々と歌っている。
という夢を見ました。
何だか歌詞違うよなあ……と思って聞いているのですが、あまりにYUUKAちゃんが自信たっぷりに歌うので、あれ、こういう歌詞だったっけ……と私も次第に納得して来てしまう、という。(そこで納得するな、私よ……)

とりあえず強烈で、目が覚めても暫く頭の中をぐるぐる廻っていました。
ピ〜カピカ〜♪そうめん〜ポルカ〜♪
ピ〜カピカ〜♪そうめん〜ポルカ〜♪
何故ぴかぴかで素麺でポルカなのか。
居間のラグの上でうたた寝などしたのがいけなかったのでしょう。

そうでした!
FictionJunction YUUKAと言えば、
つい先日、アニメーション、ツバサ・クロニクル放映中に、挿入歌「aikoi」が流れました。コメント下さった皆様、ありがとうございました!
この曲は9月発売のツバサ・クロニクル、サウンドトラックCD IVに収録されます。宜しければ是非CDでもお楽しみ下さいね。

8月末にFictionJunction YUUKAで参加させて頂くイベント、「Gフェスティバル」も、まだ先だと思っていたらだんだん近くに迫って参りました。ご参加下さる皆様、お会いできるのを楽しみにしております。

そんな最近の私。
iBook12インチ持ってるのに。
メタルな感触はまだ相当気に入っているのに。
まだぜんぜん使えるのに。
何故MacBook欲しくなったりするのでしょう……。
白、可愛いよなあ、とか。
買わないけどね? 大人だから我慢するけど。

白、可愛いよなあ、と言えば。
W-ZERO3ですよ。[es]ですよ。
ちょっといいなあ、と思っていたら、知り合いが早速買ってるの。
あのシンプルな形態は私も嫌いじゃなかったりするの。
でも買っても多分あまり使わない予感が、それもかなり激しく、充ち満ちていたりする訳なんですの。私の場合。
昔ついつい買っちゃったPalm然り、なぜだか殆ど全機種持っているiPod然り、
タブレットだったりスキャナだったりゲームボーイアドバンスだったりその他諸々、買っただけで殆ど使わなかったあれやこれやと同じ末路を辿るのは目に見えている。
物欲だけなの。
分かっているの。
だから当分、電化製品屋さんの特設売り場半径20m以内には立ち入らないようにしようと思っています。
呼ぶな! 私を呼ぶなよ……? (誰も呼んでない)

そんな最近の私。
とりあえず今日は素麺にしようと思います。納豆オクラ素麺とか美味しそう。
ねばねば大好きです。
ねばーぎぶあっぷ、ってな感じで!(…………)

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