2006年11月30日(木) 小豆の誘惑
アン、アン、アン♪とっても大好き……♪
という感じで小豆餡が大好きです。
特にお汁粉。たとえどんなにお腹が一杯でも。もう限界!という所まで詰め込んだ直後でも、お汁粉如何? と言われたら迷わず挙手する自信があります。(とても良くない食べ方です)まさに別腹。
そういえば、「別腹」にはちゃんと人体的?根拠があるのだそうですね。視覚的に「これはおいしそうだ!」と思うと、オレキノンなる脳内物質が分泌され、胃の内容物を小腸に押し出し、強引に胃にスペースを作ってしまうのだとか。あな恐ろしや俺機能。それはさておき。
そんな訳で、今日は知子さん(梶浦’s母)が持たせてくれた煮小豆でお汁粉です。いやー、東京もめっきり寒くなり、お汁粉のますます美味しいシーズンとなりましたね。いくらお汁粉好きとは言っても、市販の缶詰などで作る、何とも缶臭いはあれはあれで簡単でいいですが、やはりお汁粉とは呼べませぬ。別の食べ物ですよね。きちんと煮た餡でないと本来のお汁粉の美味しさは再現不可能だよね。
甘味屋さんで食べるねっとり甘み強い系も好きですが、家で食べる時は割と水っぽい、甘み控えめなお汁粉も好きでございます。お餅入ってなくてもいい(入っててもいい)。とにかく小豆汁(?)を食べさせろ、という感じ。
さて、お汁粉と言えば箸休め。
塩こんぶもいいけれど、梶浦は断然コレ派です。
紫蘇の実の塩漬け。
どこか旅行へ行った時、道の駅で買った手作り品。たっぷり入って150円という嬉しさ。
これがまた好きでのう……お汁粉を食べたいのか、紫蘇の実を食べたいのかどっちなんだと迷うほど好きでございます。お汁粉をすすり、紫蘇の実をぷちっと頂き、またお汁粉を一口、まだまだいくらでも食べられるぜどんと来い!という気分になります。(とても良くない食べ方です)
小豆餡を使った美味しいブツはまだまだ色々ございますよね。和菓子に万歳三唱。
まんじゅうなら山田屋。
最中なら小ざさ。(@吉祥寺)
あんまんは中村屋。
が何となくの定番です。
そう、あんまん。肉まんは美味しいもの数あれど、ことあんまんに限っては、どんなに「これ美味しいよ」というブツを食べさせて頂いても、中村屋のあれには勝てないの。あのラードでねっとりした、熱々に蒸すとクチビル火傷確実なとろ〜り餡。幼い頃も頻繁に食べていた記憶があるので、これはもう刷り込みでしょうか。コンビニで買えるお手軽感もポイント高しです。ああ、書いているだけで食べたくなって参りました。あれも冬にはたまらないアイテムでございますね。夏のプールの後なんかもこれまたたまりませんが。
小ざさと言えば最中もですが、羊羹がこれまた美味〜い、なんですが、生産数が少なく、始発で行って並ぶ覚悟が無ければ買えません。昔は冬の早朝並んだりもしましたが、今はそんな元気もなくご無沙汰です。この入手し難さがますます美味しく感じさせるのでしょうなあ。ここにも限定品マジックが。
羊羹はよう噛んで食べようかん。……なんて。
久々の毎日更新挑戦中。(ネタが尽きるまで……)
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2006年11月29日(水) 荒野なお酒
そうそう、何か忘れていたと思っていたんですが。
これをアップし忘れておりました。
ライチ酒。その名も「荒野流転」。
Destination、Silly-Go-Round、Angel Gateに続いて今回も発売日に漬けました。
ブランデーと蜂蜜で。
レモンを入れるか悩んだんですが今回はライチのみ。
荒野なお酒の中身には悩みました。荒野な感じのフルーツって何? いっそショウガとかクコ酒とか、薬効な感じにしてみるか……でもショウガ酒は既に漬けてあるので面白みが無いし、クコ酒は以前漬けて、身体にはいいのかもしれませんがあまり味覚的に魅力が無いのは実証済み。あるいはサボテンの実系とか……でもこれも味はどうかなあ、と。
そんな時に、YUUKAちゃんの提案だったかしら?
「ライチ酒はどうですか?」
それだ! で決まりです。
ライチのぷりぷり感が何だかいい感じです。
ライチは実もしっかりしているので、苺酒=Angel Gateの時のような、「漬けた時は綺麗だったけれど数日経ったら怖い事になった」(イチゴの色が抜けて灰色のふにふに物体に変化した為)という事にもならずに済みそうです。どうでもいいですが、苺酒って漢字で書くと一瞬「毒酒」に見えてますます怖さ度アップですね。
ちなみに見たことのない方の為に、皮を剥く前のライチはこんな感じ。
この写真だと梅干しにしか見えませんがライチです。
ちょっと堅めの皮がまさに爬虫類の皮膚、ドラゴンの表皮? な雰囲気で、荒野な気分満載です。皮を剥くと真っ白プリプリな実が出てくる意外感がいいですよね。あれは月の夢か〜♪という感じで。(強引?)お酒にしなくともライチは大好物。中華を食べにいったりするとデザートで頼んだり。
最近、果実酒は焼酎系で漬けるより洋酒系の方が好きらしいという事が判明し、洋酒度がアップしています。ブランデーはコクが楽しめますし、さっぱりめならウォッカとか。中身によって気分で。
荒野流転ライチ酒、ちょっと早いけれど、ライブの打ち上げで味見くらい出来るかしら。楽しみでございます。
いっそライブも、お酒の飲める席でFJYなお酒など振るまいながらどーんとやりたいね! というオトナな意見はさておいて。
2月〜はライブ〜で酒が飲めるぞ〜♪
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2006年11月28日(火) 買っちゃった
最近のお気に入り。
これ。
ロクシタン(L’OCCITANE)のインセンスコーンバーナーです。
いわゆるお香立て。
ロクシタンは、ちょっと前に知り合いの方からパリ土産にハンドクリームを頂いてちょっとハマり、家の近くにショップが出来てからもうちょっとハマリ、その日も別に目的も無く何気にショップを覗いていたんですが。
見つけた途端に「うぉう、何と可愛いヤツ!」と目が釘付けに。
インセンスは嫌いではないので、お香立ても幾つか持ってはいるのですが、こんなに魅力的なフォルムをしたブツはそうは無い。何とスタイル抜群な君よ。うーんと見惚れておりましたら、店員さんがつつと寄っていらして耳元で囁く。
「……限定品ですよ」
何故人はこの言葉にかくも弱いのでございましょうか。
今ここで買わねばもう二度と出会えぬかもしれない。まさに一期一会な誘惑。もうちょっと考えてみよう……という理性を一撃で奪う最終兵器。ヒットポイント9999の荒技です。
そんな訳でバラのコーンとセットでお買い上げです。
インセンスは普段グリーン系を使うことが多く、お花の香りをご購入は自分的には珍しいのですが、でも薔薇のパッケージがこれまた素敵だったんですもの。
しかしこれがまた素敵なかほりで、このバーナーで薔薇のコーンを燃やしますれば気分は既にベルサイユへいらっしゃい! もしくは君にバラバラハートは赤い薔薇!
そんな感じで愛用中です。
さりげに三日連続更新。うーん、ブログのあるべき姿ですね。
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先日中学時代の友人に会い、昔の写真を貰い、わー懐かしい、なんて皆で眺めていたんですが。昔懐かしいと言えば今年の夏、実家引っ越しにあたり、家族総出で昔の雑物整理なんてやっていたんですよね。
小学校時代の日記やら、作文やら教科書やら、出てくる出てくる。まさに人に歴史あり。自分のものだけでなく兄妹の分まで見せて見せて状態になり、結局片付けどころか散らかしただけでその日終了になった事は言うまでもありますまい。
昔の日記も充分赤面ものですが、もっとアレなのは手紙ですね。子供の頃の手紙はカワイイだけで済みますが、思春期地層から発掘される、あれです。恋文の類。
当時はメールとか無いからね。パソコンも、ワープロさえ高級品だったからね。当然手書き。初々しさ極まれりといった所です。
こればかりは兄弟と言えどお互い見せ合うという訳にも行きませんが、我が家で一番のモテ男だった兄とか、ざくざく発掘してるの。それで、「誰だっけこいつ」とか言っちゃってるの。悪い男め。
私の地層には思い出せない相手からの恋文なんてありませんが、それでも思い出せる相手からのフミを「うおー若さって恥ずかしい!」とか言いながら、それぞれの時代毎に読むのは何とも懐かしくも楽しく、でもフミをくれた相手にしてみれば、
「頼む……頼むから捨ててくれい!」
とすがりつきたくなるような恥ずかしアイテムなのは間違いない。
しかし問題は、自分の所に相手からのラブレターが残っていると言うことは、相手の所にも自分からのフミが残っている可能性が限りなく大きいというその一点。
「頼む……頼むから捨ててくれい!」
と天を仰ぎ地に伏してお願いしたい所ですが、でも捨てないよね。ラブレターって。
こればかりは取り返しがつかない。
そう、手紙に関わらず、取り返せない一時というのは確実にございます。
先日クリスマスプレゼントの話から「怖いプレゼント」の話題になり、
梶浦「あれだよね。まだ付き合ってもない彼女から、告白ついでにいきなり手編みのセーターとか結構怖いよねー」
同席していたA子(仮名)ちゃん曰く
「えー、私今まさに編んでるんですけど! 怖いですか!?」
「……あ! いや! 心が籠もっていればプレゼントって何でも嬉しいよね! ね!」
訳の分からない言い訳に終始したあの一時とか。
スパムメールの話題で盛り上がっていた時、
梶浦「でもあんなメールに引っかかる人いるんですかね? あり得ないっしょー」
何故かスタジオが気まずい沈黙に包まれたあの一時とか。
もし一度だけ時を遡り、やり直しが出来るとしたら。
何か一つだけさくっと削除していいよ、と言われたら。
梶浦的に一等賞で消したいアレ。
「ポエム封入ラブレター」で大決定です。
そう、中高生の時からさりげにポエマーだった私がティーンの時に出したラブ満載手紙。そのポエムの内容たるやもう、恥ずかしいを光速で余裕超え、今もこの世のどこかに存在すると思っただけで、生まれてきてごめんなさい、と生きとし生けるものの全てに平身低頭謝罪しまくりたくなるほどのシロモノです。
何故あんなものを封入してしまったのか。頼むから過去に戻してあれだけさくっとやらせて欲しい。まだA男君(仮名)の天袋のどこぞに存在しているのだとしたら、月影凍る大地を転がり踏み分けてでも消去に伺いたい。それとももしかしたら、女性と違って男性は、過去のそういったブツも案外簡単に捨ててしまったりするのでしょうか。心からそう願いたいものです。
時よ戻れ!
そう願い、頭をかきむしることのなるべく少ない、後悔のない日々を送りたいとは願いつつ。しかし相変わらず、まだ書いていない曲のたくさーん存在するレコーディング前夜には、宿題のたんまり残った夏休み最後の夜を思い出す……。
……仕事に戻ります。
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2006年11月26日(日) 今日も流転
先日、携帯にメールが届きました。
「携帯変えました。番号は変わりませんがメールアドレスがこちらに変わります。これからも宜しくね」
うん、これからも宜しくね!
で、誰?
幸いすぐに連絡が取れて正体判明に至りましたが、最近携帯だと署名しない方も増えていて、特にMLに携帯参加だったりすると「で、どちら様で?」状態になる事もしばしば。時代が変わるとネットマナーも様変わり。携帯メールでも一応署名があった方が分かりやすくはございますね。
で。
11/22、FictionJunction YUUKAの最新シングル「荒野流転」が発売となりました。もう聞いて下さった皆様、ご感想などお寄せ下さった皆様、ありがとうございます!
FJ YUUKAも皆様のお陰で、アルバムも出しシングルも重ね、いつも曲を作る時はとっても新鮮な気持ちだったりもするので、ふと振り返ればいつの間にこんなに作っていたんだろう……という感じです。それでもまだまだやり足りない気持ちもしております。今後も、もしお付き合い頂けましたら、これほど光栄な事はございません。
FJYはとりあえず好きな事やろうユニットなので、二人でお互いに……やりたい事が尽きるまでは、あるいは「もうやらんでええから。」と言われるまでは……まあ、やり続けている限りそんな日もきっと来る(笑)。それまでは飛ばす所存です。もうやらんでええ、と言われてもそれでも音楽はやめられないだろうけどね。そんなもんですよね。結局誰の為でもない、自分の為にやっていること。そんな好き勝手な音楽を、「聞いてください!」と皆様にお届けできる、「聞いたよ!」と皆様からメッセージが頂ける、今の幸せを日々噛みしめております。本当に梶浦は幸せものです。皆様に、心からの感謝を。
そう、二月にはライブも待ちかまえております。「荒野流転」の初回版にはライブ応募葉書が入っております。東京・大阪二カ所です。宜しければどうぞご応募下さいませ!
曲目なども決まりつつあり、特に一曲目は大決定で既にイントロアレンジなども始めておりますよ。うふふのふ。イベントなどは除き、「ライブですよ!」と生バンド状態でお届け出来るのは本当に久しぶりだなぁ……原宿某所でSee-Sawのライブやったのはもう何年前かしら。アマチュアの頃は、月一ライブを延々とやっていたのになぁ……と遠い目にもなってみたり。特にFJYは初めてのライブでもあります。緊張と共に楽しみ度合いもどんどん膨れあがって参ります。
曲目リストは当日までヒミツ♪状態ですが、とりあえず荒野流転は必ずお届け致しますよ。宜しければ謎の梶浦語コーラスなども、耳コピで一緒に歌ってね!と無茶な注文を出してみたり。それより前に、一応コーラスも(一部)取る予定の梶浦。梶浦語をまず自分で覚え直さねば。いつもその場一発でがーっと歌ったものを本採用する事が多いので、(その方が後で考えるより結局メロ乗り良かったりするんですよ)きっぱりさっぱり覚えてません。威張ることでもありませんが。
あ、荒野流転のPVも、【FJY公式】の方で期間限定でフルでご覧頂けます。こちらも宜しければどうぞ!YUUKAさん色っぽいよ!何せ撮影中から「きゃーYUUKAちゃん色っぽい〜♪素敵〜♪」と騒いでいましたから。私(笑)。
そうそう。
流転、なんと読むのですか、どういう意味ですか、というお問い合わせを幾つか頂きましたが、「こうやるてん」です。意味は辞書など引いて頂いた方が早いかとは思いますし、歌詞も含めて言葉の受け取り方は皆様各でご自由に、と申し上げたいですが、ここは一つマイ広辞苑的に、
※荒野こうや【名】 (1)荒れ果てた野原、(2)片付けておらず、荒れ果てた部屋、スタジオなど。
※流転るてん【名】(スル) (1)物事が移り変わって行くこと (2)締め切りに縛られる職業の人間(例:作曲家など)が、「(曲が)出来ない〜出来ない〜」と転げ回ってのたうつ様
そんな読み方をしてみるのも楽しいかもしれないようなあまり楽しそうでもないような。
そう、音楽は楽しい。でも楽しくったって出来ない事もあるんだーーーー!(心の叫び)
そんな楽しい日々です。
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■ その他色々
リマではCDショップへも二度に分けて赴き、フォルクローレやらクレオールやらその他の棚をあさって、王道系から怪しい系(笑)まで「ペルーリリース品限定」で4〜50枚買いあさってみました。まだ全部は聞いていませんが、王道系はそれなりに当たりが多く、期待していた怪しい系は怪しさが足りず残念なブツが多うございました(笑)。無念なり。
楽器屋さんへも行く。吹けないんだけど何故かケーナを買ってみたり(お店のお兄さんに15分特訓して貰いましたが未だに音が出せず……)、小さな打楽器を買ってみたり、弾けないんだけど何故かチャランゴ(小さなギターのような楽器です)買ってみたりしてしまいましたよ。いやーついついね。
チャランゴの持ち帰りには一苦労。明日来てくれればハードケースを出しておく、と言われたのですが翌日行っても話が伝わっておらず、「ここにはハードケースは無い。今から親戚の家を回ってみるからどこかにあるかも。3〜4時間待ってくれ」と言われ、親戚の家回るのか……とツボを突かれつつ飛行機の時間があるので3〜4時間は無理ですがな。仕方ないのでソフトケースで機内持ち込みして抱えて帰って来ました……弾けないんだけどね(笑)。
そんな感じのペルー滞在。いやー楽しかったです。色々もっと書きたかったこともある気もしますがこの辺りで……。ペルーはともかく見所が多く、チチカカ湖周辺やアマゾンも覗いて見たかったし……もっと行きたい場所は山ほどありましたが日程の関係でちょっと無理でした。見所が多い分、日程の半分は移動に費やしていたような気も致します。限られた日数で回るのなら、ツアーに参加するか、あらかじめ旅行社さんに交通の手配は全てお願いしておかねば無理だなあと実感致しました。観光スポットへ向かう電車、バスなど、当日では手配しづらい物も多いようですし。日本からの方はやはりツアーが多く、一人で回っていると周りの方から珍しがられました。一人でとは言ってもガイドさんお願いしていたのでとても楽ちんでしたけれど。
そう、とても楽しかったペルー旅行。FictionJunction YUUKAのキャンペーンは全てゆうかちゃんに任せ、お姉さん思いっきり遊んで来ました。ごめんねゆうかちゃん。今度会ったらおみやげ渡すから!
■ 追記
海外旅行を決めると、とりあえずその国の小説を読んでみる私。(その前にガイドブックを読んで行け、という話もある)
今回読んで行ったのはリョサとアルゲダスを何冊か。以前マルケスやイサベル・アジェンデにハマった時、他の南米文学もちょっとだけ固めて読んだ事はあったのですが、正直リョサは一冊読んだだけで素通りしていた。何と言うんでしょうか。土と血と愛と幻想な南米文学の中でも、比較的「モダン」な方が好きだったのかな。アルゲダスに至っては今回調べて初めて名前を知りました……。
今回読んでみて、リョサも改めて素晴らしいと感じたのですが、特にアルゲダスにさくっとやられました。素朴でストレートな、激しくも繊細な感情表現、寓話的であり、二つの世界の間を揺れ動き、どちらにも馴染めないが故に弾かれ、時には自分の都合の良い方へ寄ってしまう身勝手な感情……そのままアンデスと西洋のせめぎあいを体現していると言われる彼の作品ですが、でも日本に生きる私達にもそんな落ち着きどころの無い、心の揺れはどこかにありますよね。理解できる部分も、理解できない部分も含めてお勧めです。「アルゲダス短編集」がとりあえず入手し易いでしょうか。
アルゲダスに比べてリョサは作品も、入手できる本も多いようで、これからまた何冊か読んでみたいと思っております。
■ 日本への帰途
最終日、体調を壊して先延ばしにしたクスコ観光をこの朝に入れ込み、その後リマへ移動して、リマから往路と同じくアトランタ経由で成田、の予定でした。
とりあえずクスコで飛行機が遅れ、飛行場でぼーっと三時間待つ。
それでもリマでは時間に余裕があったのでまあ問題は無く、リマの空港には出発二時間半ほど前に入ったのですが、私の前に4〜5人しか並んでいなかったにも関わらずチェックイン一時間待ち。
やっと順番が回って来たと思ったら、
「you know、あなたの飛行機は五時間遅れています」
you know、という表現にここまで矛盾を感じた事はありません。
梶浦「ご、五時間ですか!?」(当然トランジット間に合いません)
係員さん「とりあえずロスへ行って下さい」
いきなり西海岸です。
それからチケットの手配、航空会社も変わるのでチェックインのし直し、やっと荷物を預け終わった時点で、新たに乗る事になった飛行機の出発まであと40分。……まだ出国もしていないんですが(汗)。出国もそれなりに並び、飛行機まで走れ状態になった梶浦は、空港で買おうと思っていたおみやげを全て買い損ねました。
で、気づいたらロスですよ。
西海岸の空は今日もピーカンに青かった。
そんな訳で、ペルーへ行っていた筈だったのに何故かおみやげがマカデミアンナッツだったりロサンゼルス・ドジャーズグッズだったり、コチジャンだったり(ロス→成田がコリアン・エアになった為)するんだけど許してアミーゴ!
今日やらねばきっと二度とやらないと(笑)一気に書き上げたペルー滞在記でございました。
いやー梶浦頑張った。無駄に長く、無駄な写真も多かった気がしますが、ご容赦下さいますよう。
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■ 首都、リマ
旧市街地の中心、アルマス広場はとても美しい広場でした。
王宮では衛兵交代式が。
しかしこの衛兵さん達のブラスバンドの演奏が何というか……かなりアレで(笑)。
そばで寝ていたわんこがのっそりと逃げ出した……。
ちなみにペルーはとても犬が多かった。
のらなのか飼い犬なのか判別つかないわんこが、リマでも他の町でもあちらこちらにいました。
列車について走ってくるわんこもとても多かった。観光客がパンを投げたら嬉しそうに食べていて、そういう理由もあるのかな? 「泥棒よけに飼っている人も多いんですよ」とガイドさんはおっしゃっていて、なるほど。
旧市街地の建物は、コロニアル風の趣が残る古い建物を惜しげもなくがんがん改装して使っている感がとても印象深く。
一階は普通の店舗。2階には美しい出窓が残っているけれど実際は廃墟。こんな建物がとても多い。
非常に美麗な彫刻を施した窓枠やベランダなどが、修理をする様子もなく2Fに荒れ果てて残り、一方地上階は飾り気も何もない倉庫のような、でも活気のある普通の靴やさん、というような。なかなか見ない光景です。
通常のビルでも、1Fしか使用されておらず上階は荒れたまま放置、という建物がとても多かった。日本とは違い土地は広い、というのもあるのでしょうか。地下の高い場所で既存の建物を修理して使うより、新たに建ててしまう方が安上がり?
クスコ、ナスカなどの観光地と異なり、リマは「今のペルー」を垣間見せてくれるような印象はございました。たった数日滞在しただけで見たように言うのもあれではありますが……。
美しく改装されたばかりの公園。
その向こうの丘にはスラム街が広がる。
この辺りには水道も無く、水売りのトラックから水を買うのだとか。
砂漠地域は常に水不足、海辺の町リマも水不足は続いているらしく、泊まったホテルにも「節水にご協力下さい」という札が張ってありました。
一説によるとナスカの語源はナスカカ、苦しい土地、という意味なのだとか。ペルーの中でも砂漠地帯は昔から水の無い、住むには辛い土地だったのでしょうね。
こんなスラムが身近にある一方、リマ新市街には日本でもなかなか見ないような豪邸も数多く建ち並んでおりました。
クスコの町でも「格差」は激しく、中心広場周辺の家賃は1000ドル以上の所もあり、東京郊外並。でも少し中心から離れた丘ではワンルーム600円程度の所もあるのだとか。
さて。
リマではペーニャ(食事をしながらライブを見られるライブハウスですね)へも参りました。撮影OKな親切なショーでした。
いわゆるフォルクローレのライブ+ダンスのショー。本当はクスコでも行こうと思っていたんですが、発熱の為断念。残念でございます。
お姉さんお兄さんがダンスも披露してくれます。
同じダンサーさん達が衣装を変えて何度も踊っていて、派手な振りはないもののずっと動きっぱなし、というダンスが多いだけに相当ハードだと思われます……。
バンドは二つ。
一部のバンドは観光客向け、二部は地元の人向け、という感じでしょうかねえ。いかにもフォルクローレな一部から、二部はよりベタなラテンポップです!という曲が増え、地元の方々がステージに出て踊りまくっていらっしゃいました。それはそれですごく楽しい。フォルクローレと言うと日本では「コンドルは飛んで行く」な印象が強いですが、リズムはやっぱりラテンで、踊る為の音楽なんだなあ、と。
リマでは天野博物館も見学しました。インカ文明の簡単なガイドを、地図を見ながら日本語で聞けるのはとても有り難かったし、陳列されている土器、それから織物も本当に見事の一言でした。数が厳選されている分じっくり見ることが出来て素晴らしい。
博物館、美術館他にも行きたかったんですが、行ききれず。残念。
■ 食べ物
ペルーの食事はとても美味しかった。香辛料もそこまで強くなく、野菜の濃い味を生かしている素朴な食べ物も多く、海や山、変化に富んだ地形や気候からバラエティーも豊かで、日本人にはとても馴染みやすいのではないでしょうか。
……とは言っても後半、発熱後は胃の調子を壊し、思う存分堪能出来なかったのが残念です。
食べ物の写真、撮ろうと思っていて結構撮り逃しておりましたが。
トウモロコシ。トウモロコシの種類も非常に豊富なようですが、これはサラダやスープに、非常に多く使われておりました。少々塩がかかっており、チーズと一緒に食べる。
ともかく粒がでかい! 親指の爪軽くオーバーです。味は、おいものような感じで濃い。とても美味しい。
スーパーに並んでいたジャガイモ。五種類ありましたがこの他にもイモはまだまだある。市場に行けばジャガイモだけで百種類程度はあり、一説によるとペルー全土で1000種類にも及ぶのだとか。さすが原産地。おイモも、味が濃くてとても美味しかったですよ。
果物も見たことのない南国系のブツが多く、食べてみたかったのですがとても食べきれず。サボテンの実などは何種類か食しました。意外にさっぱりとした甘さ。今まで食べた事があった果物の中では、ドラゴンフルーツに近い味かなあ。
有名な紫トウモロコシのジュース、チチャモラーダ。
無茶苦茶甘いよ、と言われていましたが、レストランで飲んだものも、スーパーで買ったこれも、甘さ控えめで非常に好みの味でした。シナモンの風味がいい感じ。
インカコーラ。これもかなり好きでした。ペルーはインカコーラが強く、コカコーラが「一等賞」を取れなかった世界唯一の国なのだとか? 黄色い色はハーブで、余分な色素は入っていないという事ですが、この色を見る限り怪しすぎる、と現地の方はおっしゃっておりました。でもターメリックとか色の強いスパイスもありますものねえ。真相や如何に。
その他海産物、とうもろこしの粉を皮に包んで蒸した(名前を失念……)ものですとか、お肉料理もどれも食べやすくいいお味でした。
食べ物……とはちょっと離れるけれど。
何やら電車の窓から、妙な枝が伸びている竹のような植物が見えるなあと思っていたらなんとアロエでした。
調べたらアロエって実に種類が多く、実に700以上にも及ぶのだそうですね。
大きさが伝わりにくいですが枝の下の葉っぱ部分もものすごくでかい。下手したら私の背丈ほどもございます。
おまけ。
最終日の夕食、屋台で売っていて食べてみたかった肉入りパイ(これも名前を失念…)とプリンをスーパーで購入して食べてみました。スペイン語はからきしなので、スーパーのお兄さんに「これくらい」と指で小さな四角を作ってプリンを切って貰う。
「Si!」(=Yes)
お兄さんプリン切ってくれました。
何このCDサイズ。
誰もそんなでかい四角作ってないから!
とりあえず味は濃くて美味しかったです。蒸しすぎで堅かっただけで。とりあえずあのスーパーにこの間ためしてガッテンでやっていたプリン極うま調理術を見せてあげたい。
これを全てたいらげたら英雄だと思いましたがさすがに無理でした。
そうそう、ペルーで飲んだピスコサワーというカクテルがなかなか美味しく、日本へ帰ったらこれで酒盛りをしてやれ、と目論んで最終日に焼酎、ピスコを買いに行ったのですが。
「売れません」
とにべもなく断られました。
「な、何故!?」(ここに並んでるのに……)
「明日選挙だから」
ペルーでは、選挙の前二日と当日、翌日までの四日間、お店でも飲食店でもアルコールの販売は一切禁止なのだそうです。選挙は「義務」な国、お酒を飲んで正常な精神状態を失ったり、選挙に行き忘れたりする事を防止する為なのでしょうか。翌日まで禁止なのは、選挙結果でのヤケ飲みを防ぐ為?
売れないのに並べたまま、というのものんびりしてていい感じですが、どうせ四日たったらまた並べるんだし、という所でしょうかね。
そんな訳でピスコを買い損ねたのが心残りです。
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■ クスコ〜マチュピチュ
ペルーに到着して四日目でしょうか。リマからクスコへ飛び、その日の午後はクスコ観光……の予定だったのですが、ここで思いっきり発熱。何せ広いペルー。移動時間がかなり多く、移動疲れだったのかもしれませんが、体力の無さを実感しつつも半分意識が飛ぶほどの発熱に、梶浦ここで朽ち果てるのか……と今までの人生に思いを馳せつつホテルで半日ダウンしておりました。しかし日本から持参した薬の数々と、二時間毎に目覚ましをかけて無理矢理水分+ビタミンC補給といういつもの技(時々発熱するので熱を下げるのには慣れていたり)で無事半日で回復。普段は水風呂という最終兵器も使ったりしますが、さすがにペルーではちょっと怖くて出来なかった……。
クスコは高度3400m。高山病に注意、と言われていたのですが、正直発熱のせいで、どれが風邪の症状でどれが高山病なのか良く分かりませんでした(笑)。ただ二日目、熱が下がってからも時折若干の頭痛と多少胸が苦しい感じはあったので、あれが高山病の症状と言えば言えたのかも。でも大した事もなく。
そんな訳でクスコで一泊し、翌日ペルー旅行で一番楽しみにしていたマチュピチュ観光です。
■ マチュピチュへ
クスコ〜マチュピチュはまず鉄道で3時間40分ほど、その後バスで30分、という道乗り。
朝6時発の電車で参ります。
こんな電車
3時間40分とは言っても実際の移動距離は100kmほどだそうで、箱根登山鉄道も真っ青なゆっくり運転だったりはするのですが、この道中が非常に面白うございました。1000m以上の高度差を行くだけあって、周囲の景色、土の色、植物相が二度も三度もころころ変わるのですね。
ペルーは、特に田舎や郊外は日干し煉瓦の家がとても多いですが、(何せ自分で作れちゃうから安いし、とガイドのソニアさん談)クスコ周辺はともかく土が粘土質で赤いので家も赤い。
土が薄茶色い地域へ入ると家も茶色い。と非常に分かりやすい。
土の色が変わるといきなり畑が増えたり。
トウモロコシ畑はやはり多かったです。
二時間ほど走った頃でしょうか。
ソニアさん「はい、ここからジャングルです」
ここからっていきなりですか? と思いつつ、本当にいきなりジャングルな風景に変わりました。さきほどまで線路脇に頻繁に出現したサボテンやアロエなどはもう陰も形も無し。マチュピチュ近くになると、クスコ周辺の粘土質の土の中に岩が覗くような山々とは異なり、切り立った山は全て岩。「だからこの辺りでは煉瓦の家は造りません」だそうです。
ペルーは、砂漠からアマゾンまでともかく変化に富んだバラエティー豊かな土地だ、とは聞いていましたが、ナスカ周辺の風景も含めて、それを実感する電車の旅でした。
■ マチュピチュ
列車の執着駅からバスでくねくね道を30分ほど登り、マチュピチュです。
とりあえず一番高い所まで登り、「はい、写真スポットですよ〜!」でお約束の一枚。
この周囲の広さをお伝えしたくパノラマ風に無理矢理繋げてみたんですが。
すみません画像処理下手くそで(笑)。
とりあえず、この切り立った山の上に繰り広げられる不思議な風景には、周囲の谷からのスケール感も含めて、シンプルにただ胸を打たれます。
石組みの精巧さ、地震が多い国ならではの耐震設計の見事さ、石組みの差異による階級社会の有り様、美しく機能的に整った水場、ともかく感心する事しきりではございましたが、その辺りはより詳しいガイドブックやサイトなどご覧頂いた方が早いと思いますので割愛。
実際見て驚いたのは都市部分を遙かに凌駕する畑の面積。「空中都市」だと思っていたマチュピチュは、住居や神殿部分を真ん中に据えた空中段々畑、そんな印象でした。
こんな狭い場所にも畑が。下は断崖絶壁。
プチ高所恐怖症ピープルは、こんな場所で作業しろと言われたら、いっそひと思いに突き落として下さいと泣き崩れる事でございましょう。
尤も当時の挨拶は「怠けないで、盗まないで、嘘つかないで」だったそうで、怠けることは大罪。泣き崩れたくらいでは許して貰えそうにありませぬ。
まだ発掘されていない、今の遺跡から下った部分にもどうやらまだ畑があるらしいとか。
こんな場所で数百人を養うには、どんな土地も無駄にせず畑にする必要はあったのでしょうが、農作物だけではなく、神殿を飾る美しい花々の為の畑もあったのだとか。
模型が好きだったというインカの人々。
分かります? この辺りの山々の模型が岩に刻んであります。左に聳えているワイピナチュの峰が、岩の左上の突起。中上部の上が平らになっている部分がマチュピチュ。
とりあえずまだ謎だらけのマチュピチュだけに、いやがおうにも想像力をかき立てられまくりです。
色々語りたい事はまだまだありますがきりがないのでこの辺りで。
今回はクスコ、マチュピチュを現地の日本語堪能なガイドさんに案内して頂いたんですが。
マチュピチュを発見したとされるハイラム・ビンガムの説ではここはこう呼ばれているけれどその後の歴史学者の説では……という説明を随分して頂きました。私が持っていたガイドブックには全てハイラム・ビンガムの説の方で説明されていましたが、真相や如何に。
発見した「とされる」と書いたのは、ビンガムはあくまで地元の住民から時間をかけて聞き出して、地元民が知りつつ隠していたマチピチュにたどり着いただけだ、とガイドさんが強調されていたから。
そんな説明、後日して頂いたクスコの町のガイドも含め、ペルーの方にとってはインカを滅ぼしたスペイン人は無論、そしてハイラム・ビンガムもある種の「侵略者」として捉えられているのだなあ、と感じられる部分が節々にございました。(ビンガムの率いる発掘隊が持ち去ったマチピチュの『宝』の数々はまだペルーに返還されていないそうで。今後返還の予定はあるという話ですが)ペルー在住の方の殆どがインディオと呼ばれる昔からの住人とスペインの混血で、そんなガイドさんにもスペインの血は流れている訳なんですけれども。尤も、その辺りの感情には都市部に住んでいる方、そうでない方、また個人個人で(当然ではありましょうが)かなりの差があるという事ではありますが。とはリマを案内して下さった日本人のガイドの方談。
色々な意味で興味深いマチュピチュ観光でございました。
■ 帰途
さて、再び3時間40分の列車の旅です。
電車が出発してしばらくすると、いきなり謎のアルパカ男登場。すわ何事!?
いきなり踊り出す彼。
腰にアルパカ風のぬいぐるみを付けていたんでとっさにアルパカ男と命名してしまったんですが(こら)。正確にはリャマ。「リャマ使いの踊り」という伝統的な踊りを電車の中で披露するというサービスなんですね。しかし彼、この電車の乗務員さんなんですが。さっきまで普通に制服着ていた彼がいきなり踊り出す素敵な列車。その後チップを集めて回る。
そしてその後、「我が〜鉄道が扱っているアルパカ製品は品質も最高で……」というアナウンスがあった後、いきなり車内ファッションショーが始まりました(笑)。モデルはこれまた乗務員さん達。車両の後部でひたすら着替えて、車内を練り歩きます。
売れたんだろうか……。
車内は大受け、大歓声でしたけれども。
お客さんが「私にも着せろ!」と乱入モデルを買って出たりしていました。
さすがに往復9時間に及ぶ日帰り観光は疲れはしましたが、退屈だけはしない旅でございましたことよ。
ちなみにマチュピチュは、現地までバスで行けはしますが遺跡内部は割と起伏もあり、歩きやすい靴は必須ですね。階段をあれこれ歩いている内に私も結構息が切れて来た……のは高度のせいにしたい今日この頃。でも翌日ちょっと筋肉痛になりました……。雨期には合羽も必要ですね。観光し終わって昼食を取っている間、スコールのような雨がざーっと降っていました。
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さて。行って参りましたペルー。
成田←→首都リマの空港まで、トランジットの時間も含めて往路21時間、復路24時間。空港までの移動も考えると軽く1.5日という感じで、とりあえず地球の反対側を感じる遠さではありました。
と言う訳でペルー旅行記をしたためて見たく思います。
時系列は無視して、要所ピックアップな感じで。
写真で重くなりそうですが、ご容赦下さいませ。
(無駄な写真の方が多いという気も……)
■ ナスカ
地上絵見て参りましたよ。セスナの中からですが。
まず首都リマからプロペラ機でイカへ飛ぶ。
到着したイカ空港ターミナル全図。
何でしょうこのほのぽの空港は。
ほとんど雨の降らない場所ならではですね。
それでも一応ゲート番号などはあったりするのが私的にツボでした。
「ゲート1から搭乗」って言われても一つしか無いんだけど。
イカ空港からセスナでナスカ上空へ飛ぶ訳ですが、イカに到着した時点でもまだナスカ行きの時間は不明。
「どのくらい待ちますか?」
「さあ?1時間くらいかな?」
その待ち時間に、「コンドルを見てこい。」
観光客に見せてチップを頂く為に飼われているコンドル。普段は檻の中。
コンドルは飛んではいなかった……。
次にビデオルームに案内され、ナスカ紹介ビデオを見ろという事で、
まず英語のビデオ、
「次は日本語のビデオを見てくださーい。」
とっても聞き覚えのある音楽と、緒方直人さんのナレーションが流れて参ります。
思いっきり「世界遺産@TBS」なんですが……。
いいのかこれ(笑)。
その後、ホテルに移動してお昼ご飯を食べたりしつつひたすら待ちます。
イカに到着してから3〜4時間? 経過して、やっとナスカ高原行きのセスナに搭乗。
7〜8人乗りだったかな。
日本からのツアーのお客さんもかなり多くいらしたんですが、セスナから降りてきた方々は皆様「酔った……」「吐いちゃった……」と待合い室(室と行っても壁は無いが……)は屍累々。そんなに揺れるんだろうかとびくびくして乗ったのですが、案外そんな事もありませんでした。
ナスカ高原上空に着くまでは。
正直、ナスカの地上絵も感慨はありましたが、そこへ行くまでの景色の方が感動しました。
広がる砂漠、そして砂の山脈。
約40分程?の飛行でナスカ高原へ到着。
セスナの右と左に席があり、どちらの方が良く見えるのかなあ……と悩みながら席を取ったのですが、そんな心配は無用でした。
パイロットさん「ハイ、右ウチュウジン〜ココ、ココ、ミエル? ハイツギヒダリー!」
そして急旋回。地上絵はセスナの下方と言うよりほぼ横に見える、ほとんど曲芸飛行。
これは酔う。
「ハイツギハチドリー、ミギー、ツギヒダリネー!」
おかげで地上絵はどれもとてもとても良く見えました。
ウチュウジンとか。
やはりでかい。スケールがすごい。具象化された図案もどれも見事の一言ですが。
しかし酔う。
往路は砂漠などを眺め悠久の時間の流れ、砂の流れなどに思いを馳せたりもしたのですが、復路は悠久っつーかもう早急にイカまでお願いします。そんな感じでした。
皆様、ナスカ絵を見に行かれる際には酔い止めをお忘れ無く。
まあ飲んでもムダかもしれませんが。
ちなみに高いところがプチ苦手な私。
セスナになんか乗って大丈夫? と心配されましたが、もともと飛行機は平気だったのでその点はOK……だったのですが、ちょっと乗り出すと見えるこれ。
そう、飛行機の車輪。
これが見えるとダメでした。何故かリアルに高さを感じる。こっ怖!
人の感覚とは不思議なものにござります。
そんなナスカ観光でありました。
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2006年11月11日(土) 行ってきます
マッサージ。
それは魅惑の言葉。
お金を出しさえすれば手に入れられるお手軽極楽の内、「ウマイモノを食べる」と「マッサージ」はこれ格別でございましょう。一仕事終わってマッサージ予約して、お店に向かう間にも既にテンションは上がりまくり。アドレナリン出まくりですよ!(マッサージに期待される効果としては若干矛盾を孕んでいる気もしますが。)着替えて寝台に横になって、来るぞ来るぞ〜、きもちいい〜が来るぞ〜というあの期待に満ちた瞬間はもう何とも。
そんな訳で本日も、
「背中も腰もパンパンですよ〜」
「ああー痛いでも気持ちいい〜〜☆●×△」
を思う存分堪能した後、自スタジオへ帰り、色々やり残した事を片付けながらiPODの中身を久しぶりに更新したり、デジカメの準備をしたり。
そんな訳で。
梶浦旅立ちます。
ペルーへと。
探さないで下さ……じゃなくてちゃんと帰って参りますが、(いきなりフォルクローレに開眼して「私の生きる場所はここだ!」とか言い出さない限りは)パソコン持って行かない旅なので、次回更新は再来週後半以降になりますでしょう。……あ、その位更新空くのはいつもの事なので敢えて書くまでもありませんでしたか。そうですね。
何せ飛行機の時間が長〜いらしいので、せっかく買ったDSLite持ち込もうかな。中身は「数独」にするか、まだ手をつけていなかったFF5にするか悩み中です。
え、FF3? クリアしましたとも。(以下興味の無い方は飛ばして下さい)全員レベル99、たまねぎレベルも99、たまねぎ装備もほぼ揃え手熟練度も両腕上げまくって全員両刀で初クリアに赴いた結果、長いとウワサのラスダンも、ラスボスまでほぼノーダメージという鬼クリアでしたけれどもね。あ、当然鍛冶屋さんイベント武器も全部揃えたし! でもたまねぎだと使えないのがちょっと悔しい! それにしてもスタジオで仕事、家帰ればFF3の二重生活(?)は、もう寝不足と申しますか不足未満。そりゃ背中も腰もパンパンになるでしょうとも。……オトナのやることじゃない? おっしゃる通りです。
そして今回もガイドブックも何も読まずに慌てて旅立つ事になるのです。
YUUKAちゃん曰く
「帰ってきたらラテンな梶浦さんになっていたらどうしよう……」
「ゆーかちゃんノン、ノン! とかそんなノリ? FJYの新曲思いっきりタンゴだったり?」
※(注)ノンはスペイン語ではありません
そんなくだらない会話を交わしつつ、梶浦は旅立つのです。
では行ってきますー。
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