久々に連日更新に燃えたのも束の間、風邪であっけなくダウンしておりました梶浦です。いやー久々にしんどかった。やっと平熱に戻った昨日、千葉紗子ちゃんのイベントにゲストで参加して参りました。ピアノと歌で一曲。今まで千葉ちゃんのライブは観客として楽しむばかりで、ステージ上に参加させて頂いたのはこれが始めてだったんですよね。楽しい一時でございました。
さて、鬼が笑うけれど。
来年一月後半、開館がちょっと楽しみなこれ。
[新国立美術館]
ド派手な建物の見学も含め、是非行ってみたいものです。
でもその頃そんな余裕は無さそうなので、暫くは無理だろうなあ……。
そして来年も東京は、外資系豪華ホテルオープンラッシュらしいですね。
リッツカールトン東京とかペニンシュラとか。
東京の外資豪華系ホテルと言えば、パークハイアットが出来た時には「ほぉ〜」と思った。お茶しに行ったり、泊まりに行ったりもしてみた。でもその後のホテルラッシュには、正直またか、という感じがちょっと否めなかったりする訳で、まあそれでも雑誌などでその豪華っぷりを眺める分にはなかなか楽しかったりも致しますけれど。
ただ、こんなに豪華ホテルが乱立しまくって、正直誰が泊まるのだろうか、とちょっと思ったりもする私。老舗温泉旅館などもそれなりのお値段ですが、一泊二食だし、ホテル特集見たあとだと「安い?」と勘違いする程ですよね。まあホテルは結婚式などの利用も多いんでしょうが、乱立のあおりで、最近は昔の「豪華ホテル」がすっかりジミーな存在になっちゃった感もありますねえ。
ホテル以外にも、最近なにこの高級ブーム、と思うのがチョコレート。
ゴディバの売り場を見て「うおーいいお値段ねー」と思っていた昔が懐かしい。
ただ、最近のお高いチョコもたまに食べてみるとやはり「美味い!」と思うので、美味いものがこの世に増えるという意味ではとってもオッケーだとも思うのですけれども。
ただ、チョコレートのお値段が高騰すると、
女性的にはちょっと悩みが増したりも致します。
あれです。チョコレート業界ウハウハの日本的行事。バレンタインデー。
このお祭り自体は別段嫌いではなく、いつもお世話になっている方々に「ありがとうね♪」という気持ちを伝えるいい機会だなあ、と楽しみにもしているのでいいんですが、お世話になっているからこそ「ちょっといいチョコレートあげたいな」の『ちょっといい』のレベルが最近上がりすぎ。ホテルと同じく、昔の「豪華チョコ」が現在は「普通のチョコ」になってしまっているのが何ともです。まあ、気持ちを伝えるのに値段は関係ない……というのは分かっているつもりなんですがー。
そんな梶浦定番好きチョコ。
デメルのネコ(の舌)。ミルク。
チョコレートはプラリネタイプよりも普通のハードタイプが好きな私にとって、
このシリーズは昔から大好きな「ちょっと贅沢」チョコです。
家に置いておいて、美味しい紅茶と共にちょっとづつ頂きたい。
デメルはパッケージもとても好きなんですよね。
それからこれ。
一番館のポム・ダムール。
青リンゴを甘く煮たものをチョコでコーティングしてあるんですが、これが美味い〜。
お値段もお手頃だし。
冬シーズンにはブランデーに浸したタイプも発売され、これがまた美味い〜んですが、梶浦家にはお酒を口にすると彼岸を見るスーパー下戸なマイ妹がいるので、洋酒入りチョコの持ち帰りはニアリー犯罪です。以前、果実酒から出した果物をジェリーに煮て一緒に食した事があるのですが、あわや救急車を呼ぶかという騒ぎになりました。一時間以上煮たから大丈夫だと思ったんだよ。ごめんね。
オレンジピールチョコも大好きで、
最近ではJEAN-PAUL HEVINのものが定番。
ただ、チョコって美味しい=リッチであればあるほどそう一度には食べられないのでなかなか減らず、上の写真チョコも何だか賞味期限過ぎていたりするんですがそれもどうなのか梶浦よ……。食べきれないなら買わなきゃいいのに。でも見かけるとつい買ってしまうの。たまに「紅茶とチョコ」モードになった時の為に(チョコには絶対紅茶派です)側にお気に入りを置いておきたいの。すみません。何でも溜め込むタイプなんです私。保存食の類も異様に多く、「外に出なくても一年間は生き延びられる家」と呼ばれています……。
オレンジピールチョコと言えば、数年前に某店で買ったもの。ピールチョコにしては太くて長い中指サイズ、にょろんと曲がった本体の上にチョコで横すじ模様が何本も入っている、という形態をしていたんですが。
一緒に食べていた妹が一言。
「いも虫みたいだね……」
それはその場にいた全員が感じていた。
でも誰も口にしなかった事実であったものを。
それ以来そのお店のオレンジピールチョコは購入した事がございません。
そんな甘いお話でした。
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2006年12月2日(土) 脈絡なく
さすがにちょっとネタに詰まって来たので、本日はとっても脈絡無く色々身近なものを激写シリーズです。
先日話題にした小ざさの最中。
丁度今日吉祥寺へ行く用事があったので買って来ました。
高校時代からもうずっと、梶浦家定番のお菓子です。
小豆と皮。シンプル。美味しい。10個で540円。安い!
何と[小ざさのウェブサイト]を発見してしまいましたよ。今は通販でも買えるらしい。いやー時代を感じてしまった。
春月のおたふく豆。頂き物で、丁度家にあったので激写。
これも大好き。ふっくら柔らか豆が美味しい〜!
最近のハマりドリンク。SWEECHA。
はちみつと緑茶味の素敵バランスがたまりませぬ。
栄枯盛衰の激しいソフトドリンク業界ですが、これが無くなったら梶浦一晩くらいは泣き明かすかもしれません。
お部屋雑貨も激写。
プラスマイナスゼロのお皿付きライト。
ベッドサイドランプを探していて、なかなか気に入った物が見つからず、でも一目見て「これだ!」と。無駄のないシンプルビューティなスタイルは完璧です。おまけに、邪魔になりがちなライトの台座部分がお皿になっていて、小物がさっと置けるという機能美。
プラスマイナスゼロはかなり好きで、他にも電子ジャーとかオーブントースターとかトレイテーブルとか色々……買っちゃってます。来年1月に出る新商品もツボ付かれてる感じで危険度高しです。
掃除機です。メタフィスのuzu。
掃除機は出しっ放しでさっとかけられるのがいいなあと思っていて、でも出しっ放しに耐えうるデザインがなかなか見つからず、これも出会った途端に「これだ!」と一目惚れ。コードレスでサイクロンなすぐれもの。今は実家もスタジオもこれです。可愛いよねー。
そんな、本当に脈絡のない本日のブログでございました。うーん無理矢理更新?
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2006年12月1日(金) 数独な日々
かじうらは 「ぶろぐにしゃしんをつかう」 を おぼえた!
かじうらの ぶろぐこうしんりつが 5 あがった!
そんな今日の写真はこれ。
最近私的にナウ(超死語)なのは携帯で数独。これです。
元々数独(ナンプレとも言いますね)は好きでしたが、パソコンソフトでなかなかいいものが見つからない。そういえば携帯でもゲームサイトってあったよな、とめったに使わないimodeをオン。見つけてしまいました。
このサイト、毎日更新されるんですよ。問題が。一問ずつ。
解けなかった問題欄は空欄になって翌日も残ってしまう。ゲームと来ればアイテムだろうがモンスターだろうが青魔法だろうが、とにかく空欄は埋めないと気が済まない体質の梶浦にとってこれは挑戦です。ハートに火を付けて。
以来どんなに眠くてもその日の数独を解かねば眠れない身体になってしまいました。(たまに寝落ちしてますが)
きっと今日も寝る前に数独。
問題レベル5? ふ、甘いぜ。私を誰だと……! とか言いながら。
そう。
最近携帯で写真を撮りブログに活用する事を覚え、さて今日も激写するか。数独ネタなんていいよな。と携帯を「写真モード」にしてからはたと気づいたこと。
携帯で携帯の写真は撮れません。
そんな訳でペルー旅行の為に新調したデジカメを持ち出し、無駄に画素数の高い携帯写真を撮った私でした。まあ、別に写真いらなかったのでは、という話もあるんですが。
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2006年11月30日(木) 小豆の誘惑
アン、アン、アン♪とっても大好き……♪
という感じで小豆餡が大好きです。
特にお汁粉。たとえどんなにお腹が一杯でも。もう限界!という所まで詰め込んだ直後でも、お汁粉如何? と言われたら迷わず挙手する自信があります。(とても良くない食べ方です)まさに別腹。
そういえば、「別腹」にはちゃんと人体的?根拠があるのだそうですね。視覚的に「これはおいしそうだ!」と思うと、オレキノンなる脳内物質が分泌され、胃の内容物を小腸に押し出し、強引に胃にスペースを作ってしまうのだとか。あな恐ろしや俺機能。それはさておき。
そんな訳で、今日は知子さん(梶浦’s母)が持たせてくれた煮小豆でお汁粉です。いやー、東京もめっきり寒くなり、お汁粉のますます美味しいシーズンとなりましたね。いくらお汁粉好きとは言っても、市販の缶詰などで作る、何とも缶臭いはあれはあれで簡単でいいですが、やはりお汁粉とは呼べませぬ。別の食べ物ですよね。きちんと煮た餡でないと本来のお汁粉の美味しさは再現不可能だよね。
甘味屋さんで食べるねっとり甘み強い系も好きですが、家で食べる時は割と水っぽい、甘み控えめなお汁粉も好きでございます。お餅入ってなくてもいい(入っててもいい)。とにかく小豆汁(?)を食べさせろ、という感じ。
さて、お汁粉と言えば箸休め。
塩こんぶもいいけれど、梶浦は断然コレ派です。
紫蘇の実の塩漬け。
どこか旅行へ行った時、道の駅で買った手作り品。たっぷり入って150円という嬉しさ。
これがまた好きでのう……お汁粉を食べたいのか、紫蘇の実を食べたいのかどっちなんだと迷うほど好きでございます。お汁粉をすすり、紫蘇の実をぷちっと頂き、またお汁粉を一口、まだまだいくらでも食べられるぜどんと来い!という気分になります。(とても良くない食べ方です)
小豆餡を使った美味しいブツはまだまだ色々ございますよね。和菓子に万歳三唱。
まんじゅうなら山田屋。
最中なら小ざさ。(@吉祥寺)
あんまんは中村屋。
が何となくの定番です。
そう、あんまん。肉まんは美味しいもの数あれど、ことあんまんに限っては、どんなに「これ美味しいよ」というブツを食べさせて頂いても、中村屋のあれには勝てないの。あのラードでねっとりした、熱々に蒸すとクチビル火傷確実なとろ〜り餡。幼い頃も頻繁に食べていた記憶があるので、これはもう刷り込みでしょうか。コンビニで買えるお手軽感もポイント高しです。ああ、書いているだけで食べたくなって参りました。あれも冬にはたまらないアイテムでございますね。夏のプールの後なんかもこれまたたまりませんが。
小ざさと言えば最中もですが、羊羹がこれまた美味〜い、なんですが、生産数が少なく、始発で行って並ぶ覚悟が無ければ買えません。昔は冬の早朝並んだりもしましたが、今はそんな元気もなくご無沙汰です。この入手し難さがますます美味しく感じさせるのでしょうなあ。ここにも限定品マジックが。
羊羹はよう噛んで食べようかん。……なんて。
久々の毎日更新挑戦中。(ネタが尽きるまで……)
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2006年11月29日(水) 荒野なお酒
そうそう、何か忘れていたと思っていたんですが。
これをアップし忘れておりました。
ライチ酒。その名も「荒野流転」。
Destination、Silly-Go-Round、Angel Gateに続いて今回も発売日に漬けました。
ブランデーと蜂蜜で。
レモンを入れるか悩んだんですが今回はライチのみ。
荒野なお酒の中身には悩みました。荒野な感じのフルーツって何? いっそショウガとかクコ酒とか、薬効な感じにしてみるか……でもショウガ酒は既に漬けてあるので面白みが無いし、クコ酒は以前漬けて、身体にはいいのかもしれませんがあまり味覚的に魅力が無いのは実証済み。あるいはサボテンの実系とか……でもこれも味はどうかなあ、と。
そんな時に、YUUKAちゃんの提案だったかしら?
「ライチ酒はどうですか?」
それだ! で決まりです。
ライチのぷりぷり感が何だかいい感じです。
ライチは実もしっかりしているので、苺酒=Angel Gateの時のような、「漬けた時は綺麗だったけれど数日経ったら怖い事になった」(イチゴの色が抜けて灰色のふにふに物体に変化した為)という事にもならずに済みそうです。どうでもいいですが、苺酒って漢字で書くと一瞬「毒酒」に見えてますます怖さ度アップですね。
ちなみに見たことのない方の為に、皮を剥く前のライチはこんな感じ。
この写真だと梅干しにしか見えませんがライチです。
ちょっと堅めの皮がまさに爬虫類の皮膚、ドラゴンの表皮? な雰囲気で、荒野な気分満載です。皮を剥くと真っ白プリプリな実が出てくる意外感がいいですよね。あれは月の夢か〜♪という感じで。(強引?)お酒にしなくともライチは大好物。中華を食べにいったりするとデザートで頼んだり。
最近、果実酒は焼酎系で漬けるより洋酒系の方が好きらしいという事が判明し、洋酒度がアップしています。ブランデーはコクが楽しめますし、さっぱりめならウォッカとか。中身によって気分で。
荒野流転ライチ酒、ちょっと早いけれど、ライブの打ち上げで味見くらい出来るかしら。楽しみでございます。
いっそライブも、お酒の飲める席でFJYなお酒など振るまいながらどーんとやりたいね! というオトナな意見はさておいて。
2月〜はライブ〜で酒が飲めるぞ〜♪
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2006年11月28日(火) 買っちゃった
最近のお気に入り。
これ。
ロクシタン(L’OCCITANE)のインセンスコーンバーナーです。
いわゆるお香立て。
ロクシタンは、ちょっと前に知り合いの方からパリ土産にハンドクリームを頂いてちょっとハマり、家の近くにショップが出来てからもうちょっとハマリ、その日も別に目的も無く何気にショップを覗いていたんですが。
見つけた途端に「うぉう、何と可愛いヤツ!」と目が釘付けに。
インセンスは嫌いではないので、お香立ても幾つか持ってはいるのですが、こんなに魅力的なフォルムをしたブツはそうは無い。何とスタイル抜群な君よ。うーんと見惚れておりましたら、店員さんがつつと寄っていらして耳元で囁く。
「……限定品ですよ」
何故人はこの言葉にかくも弱いのでございましょうか。
今ここで買わねばもう二度と出会えぬかもしれない。まさに一期一会な誘惑。もうちょっと考えてみよう……という理性を一撃で奪う最終兵器。ヒットポイント9999の荒技です。
そんな訳でバラのコーンとセットでお買い上げです。
インセンスは普段グリーン系を使うことが多く、お花の香りをご購入は自分的には珍しいのですが、でも薔薇のパッケージがこれまた素敵だったんですもの。
しかしこれがまた素敵なかほりで、このバーナーで薔薇のコーンを燃やしますれば気分は既にベルサイユへいらっしゃい! もしくは君にバラバラハートは赤い薔薇!
そんな感じで愛用中です。
さりげに三日連続更新。うーん、ブログのあるべき姿ですね。
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先日中学時代の友人に会い、昔の写真を貰い、わー懐かしい、なんて皆で眺めていたんですが。昔懐かしいと言えば今年の夏、実家引っ越しにあたり、家族総出で昔の雑物整理なんてやっていたんですよね。
小学校時代の日記やら、作文やら教科書やら、出てくる出てくる。まさに人に歴史あり。自分のものだけでなく兄妹の分まで見せて見せて状態になり、結局片付けどころか散らかしただけでその日終了になった事は言うまでもありますまい。
昔の日記も充分赤面ものですが、もっとアレなのは手紙ですね。子供の頃の手紙はカワイイだけで済みますが、思春期地層から発掘される、あれです。恋文の類。
当時はメールとか無いからね。パソコンも、ワープロさえ高級品だったからね。当然手書き。初々しさ極まれりといった所です。
こればかりは兄弟と言えどお互い見せ合うという訳にも行きませんが、我が家で一番のモテ男だった兄とか、ざくざく発掘してるの。それで、「誰だっけこいつ」とか言っちゃってるの。悪い男め。
私の地層には思い出せない相手からの恋文なんてありませんが、それでも思い出せる相手からのフミを「うおー若さって恥ずかしい!」とか言いながら、それぞれの時代毎に読むのは何とも懐かしくも楽しく、でもフミをくれた相手にしてみれば、
「頼む……頼むから捨ててくれい!」
とすがりつきたくなるような恥ずかしアイテムなのは間違いない。
しかし問題は、自分の所に相手からのラブレターが残っていると言うことは、相手の所にも自分からのフミが残っている可能性が限りなく大きいというその一点。
「頼む……頼むから捨ててくれい!」
と天を仰ぎ地に伏してお願いしたい所ですが、でも捨てないよね。ラブレターって。
こればかりは取り返しがつかない。
そう、手紙に関わらず、取り返せない一時というのは確実にございます。
先日クリスマスプレゼントの話から「怖いプレゼント」の話題になり、
梶浦「あれだよね。まだ付き合ってもない彼女から、告白ついでにいきなり手編みのセーターとか結構怖いよねー」
同席していたA子(仮名)ちゃん曰く
「えー、私今まさに編んでるんですけど! 怖いですか!?」
「……あ! いや! 心が籠もっていればプレゼントって何でも嬉しいよね! ね!」
訳の分からない言い訳に終始したあの一時とか。
スパムメールの話題で盛り上がっていた時、
梶浦「でもあんなメールに引っかかる人いるんですかね? あり得ないっしょー」
何故かスタジオが気まずい沈黙に包まれたあの一時とか。
もし一度だけ時を遡り、やり直しが出来るとしたら。
何か一つだけさくっと削除していいよ、と言われたら。
梶浦的に一等賞で消したいアレ。
「ポエム封入ラブレター」で大決定です。
そう、中高生の時からさりげにポエマーだった私がティーンの時に出したラブ満載手紙。そのポエムの内容たるやもう、恥ずかしいを光速で余裕超え、今もこの世のどこかに存在すると思っただけで、生まれてきてごめんなさい、と生きとし生けるものの全てに平身低頭謝罪しまくりたくなるほどのシロモノです。
何故あんなものを封入してしまったのか。頼むから過去に戻してあれだけさくっとやらせて欲しい。まだA男君(仮名)の天袋のどこぞに存在しているのだとしたら、月影凍る大地を転がり踏み分けてでも消去に伺いたい。それとももしかしたら、女性と違って男性は、過去のそういったブツも案外簡単に捨ててしまったりするのでしょうか。心からそう願いたいものです。
時よ戻れ!
そう願い、頭をかきむしることのなるべく少ない、後悔のない日々を送りたいとは願いつつ。しかし相変わらず、まだ書いていない曲のたくさーん存在するレコーディング前夜には、宿題のたんまり残った夏休み最後の夜を思い出す……。
……仕事に戻ります。
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2006年11月26日(日) 今日も流転
先日、携帯にメールが届きました。
「携帯変えました。番号は変わりませんがメールアドレスがこちらに変わります。これからも宜しくね」
うん、これからも宜しくね!
で、誰?
幸いすぐに連絡が取れて正体判明に至りましたが、最近携帯だと署名しない方も増えていて、特にMLに携帯参加だったりすると「で、どちら様で?」状態になる事もしばしば。時代が変わるとネットマナーも様変わり。携帯メールでも一応署名があった方が分かりやすくはございますね。
で。
11/22、FictionJunction YUUKAの最新シングル「荒野流転」が発売となりました。もう聞いて下さった皆様、ご感想などお寄せ下さった皆様、ありがとうございます!
FJ YUUKAも皆様のお陰で、アルバムも出しシングルも重ね、いつも曲を作る時はとっても新鮮な気持ちだったりもするので、ふと振り返ればいつの間にこんなに作っていたんだろう……という感じです。それでもまだまだやり足りない気持ちもしております。今後も、もしお付き合い頂けましたら、これほど光栄な事はございません。
FJYはとりあえず好きな事やろうユニットなので、二人でお互いに……やりたい事が尽きるまでは、あるいは「もうやらんでええから。」と言われるまでは……まあ、やり続けている限りそんな日もきっと来る(笑)。それまでは飛ばす所存です。もうやらんでええ、と言われてもそれでも音楽はやめられないだろうけどね。そんなもんですよね。結局誰の為でもない、自分の為にやっていること。そんな好き勝手な音楽を、「聞いてください!」と皆様にお届けできる、「聞いたよ!」と皆様からメッセージが頂ける、今の幸せを日々噛みしめております。本当に梶浦は幸せものです。皆様に、心からの感謝を。
そう、二月にはライブも待ちかまえております。「荒野流転」の初回版にはライブ応募葉書が入っております。東京・大阪二カ所です。宜しければどうぞご応募下さいませ!
曲目なども決まりつつあり、特に一曲目は大決定で既にイントロアレンジなども始めておりますよ。うふふのふ。イベントなどは除き、「ライブですよ!」と生バンド状態でお届け出来るのは本当に久しぶりだなぁ……原宿某所でSee-Sawのライブやったのはもう何年前かしら。アマチュアの頃は、月一ライブを延々とやっていたのになぁ……と遠い目にもなってみたり。特にFJYは初めてのライブでもあります。緊張と共に楽しみ度合いもどんどん膨れあがって参ります。
曲目リストは当日までヒミツ♪状態ですが、とりあえず荒野流転は必ずお届け致しますよ。宜しければ謎の梶浦語コーラスなども、耳コピで一緒に歌ってね!と無茶な注文を出してみたり。それより前に、一応コーラスも(一部)取る予定の梶浦。梶浦語をまず自分で覚え直さねば。いつもその場一発でがーっと歌ったものを本採用する事が多いので、(その方が後で考えるより結局メロ乗り良かったりするんですよ)きっぱりさっぱり覚えてません。威張ることでもありませんが。
あ、荒野流転のPVも、【FJY公式】の方で期間限定でフルでご覧頂けます。こちらも宜しければどうぞ!YUUKAさん色っぽいよ!何せ撮影中から「きゃーYUUKAちゃん色っぽい〜♪素敵〜♪」と騒いでいましたから。私(笑)。
そうそう。
流転、なんと読むのですか、どういう意味ですか、というお問い合わせを幾つか頂きましたが、「こうやるてん」です。意味は辞書など引いて頂いた方が早いかとは思いますし、歌詞も含めて言葉の受け取り方は皆様各でご自由に、と申し上げたいですが、ここは一つマイ広辞苑的に、
※荒野こうや【名】 (1)荒れ果てた野原、(2)片付けておらず、荒れ果てた部屋、スタジオなど。
※流転るてん【名】(スル) (1)物事が移り変わって行くこと (2)締め切りに縛られる職業の人間(例:作曲家など)が、「(曲が)出来ない〜出来ない〜」と転げ回ってのたうつ様
そんな読み方をしてみるのも楽しいかもしれないようなあまり楽しそうでもないような。
そう、音楽は楽しい。でも楽しくったって出来ない事もあるんだーーーー!(心の叫び)
そんな楽しい日々です。
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■ その他色々
リマではCDショップへも二度に分けて赴き、フォルクローレやらクレオールやらその他の棚をあさって、王道系から怪しい系(笑)まで「ペルーリリース品限定」で4〜50枚買いあさってみました。まだ全部は聞いていませんが、王道系はそれなりに当たりが多く、期待していた怪しい系は怪しさが足りず残念なブツが多うございました(笑)。無念なり。
楽器屋さんへも行く。吹けないんだけど何故かケーナを買ってみたり(お店のお兄さんに15分特訓して貰いましたが未だに音が出せず……)、小さな打楽器を買ってみたり、弾けないんだけど何故かチャランゴ(小さなギターのような楽器です)買ってみたりしてしまいましたよ。いやーついついね。
チャランゴの持ち帰りには一苦労。明日来てくれればハードケースを出しておく、と言われたのですが翌日行っても話が伝わっておらず、「ここにはハードケースは無い。今から親戚の家を回ってみるからどこかにあるかも。3〜4時間待ってくれ」と言われ、親戚の家回るのか……とツボを突かれつつ飛行機の時間があるので3〜4時間は無理ですがな。仕方ないのでソフトケースで機内持ち込みして抱えて帰って来ました……弾けないんだけどね(笑)。
そんな感じのペルー滞在。いやー楽しかったです。色々もっと書きたかったこともある気もしますがこの辺りで……。ペルーはともかく見所が多く、チチカカ湖周辺やアマゾンも覗いて見たかったし……もっと行きたい場所は山ほどありましたが日程の関係でちょっと無理でした。見所が多い分、日程の半分は移動に費やしていたような気も致します。限られた日数で回るのなら、ツアーに参加するか、あらかじめ旅行社さんに交通の手配は全てお願いしておかねば無理だなあと実感致しました。観光スポットへ向かう電車、バスなど、当日では手配しづらい物も多いようですし。日本からの方はやはりツアーが多く、一人で回っていると周りの方から珍しがられました。一人でとは言ってもガイドさんお願いしていたのでとても楽ちんでしたけれど。
そう、とても楽しかったペルー旅行。FictionJunction YUUKAのキャンペーンは全てゆうかちゃんに任せ、お姉さん思いっきり遊んで来ました。ごめんねゆうかちゃん。今度会ったらおみやげ渡すから!
■ 追記
海外旅行を決めると、とりあえずその国の小説を読んでみる私。(その前にガイドブックを読んで行け、という話もある)
今回読んで行ったのはリョサとアルゲダスを何冊か。以前マルケスやイサベル・アジェンデにハマった時、他の南米文学もちょっとだけ固めて読んだ事はあったのですが、正直リョサは一冊読んだだけで素通りしていた。何と言うんでしょうか。土と血と愛と幻想な南米文学の中でも、比較的「モダン」な方が好きだったのかな。アルゲダスに至っては今回調べて初めて名前を知りました……。
今回読んでみて、リョサも改めて素晴らしいと感じたのですが、特にアルゲダスにさくっとやられました。素朴でストレートな、激しくも繊細な感情表現、寓話的であり、二つの世界の間を揺れ動き、どちらにも馴染めないが故に弾かれ、時には自分の都合の良い方へ寄ってしまう身勝手な感情……そのままアンデスと西洋のせめぎあいを体現していると言われる彼の作品ですが、でも日本に生きる私達にもそんな落ち着きどころの無い、心の揺れはどこかにありますよね。理解できる部分も、理解できない部分も含めてお勧めです。「アルゲダス短編集」がとりあえず入手し易いでしょうか。
アルゲダスに比べてリョサは作品も、入手できる本も多いようで、これからまた何冊か読んでみたいと思っております。
■ 日本への帰途
最終日、体調を壊して先延ばしにしたクスコ観光をこの朝に入れ込み、その後リマへ移動して、リマから往路と同じくアトランタ経由で成田、の予定でした。
とりあえずクスコで飛行機が遅れ、飛行場でぼーっと三時間待つ。
それでもリマでは時間に余裕があったのでまあ問題は無く、リマの空港には出発二時間半ほど前に入ったのですが、私の前に4〜5人しか並んでいなかったにも関わらずチェックイン一時間待ち。
やっと順番が回って来たと思ったら、
「you know、あなたの飛行機は五時間遅れています」
you know、という表現にここまで矛盾を感じた事はありません。
梶浦「ご、五時間ですか!?」(当然トランジット間に合いません)
係員さん「とりあえずロスへ行って下さい」
いきなり西海岸です。
それからチケットの手配、航空会社も変わるのでチェックインのし直し、やっと荷物を預け終わった時点で、新たに乗る事になった飛行機の出発まであと40分。……まだ出国もしていないんですが(汗)。出国もそれなりに並び、飛行機まで走れ状態になった梶浦は、空港で買おうと思っていたおみやげを全て買い損ねました。
で、気づいたらロスですよ。
西海岸の空は今日もピーカンに青かった。
そんな訳で、ペルーへ行っていた筈だったのに何故かおみやげがマカデミアンナッツだったりロサンゼルス・ドジャーズグッズだったり、コチジャンだったり(ロス→成田がコリアン・エアになった為)するんだけど許してアミーゴ!
今日やらねばきっと二度とやらないと(笑)一気に書き上げたペルー滞在記でございました。
いやー梶浦頑張った。無駄に長く、無駄な写真も多かった気がしますが、ご容赦下さいますよう。
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■ 首都、リマ
旧市街地の中心、アルマス広場はとても美しい広場でした。
王宮では衛兵交代式が。
しかしこの衛兵さん達のブラスバンドの演奏が何というか……かなりアレで(笑)。
そばで寝ていたわんこがのっそりと逃げ出した……。
ちなみにペルーはとても犬が多かった。
のらなのか飼い犬なのか判別つかないわんこが、リマでも他の町でもあちらこちらにいました。
列車について走ってくるわんこもとても多かった。観光客がパンを投げたら嬉しそうに食べていて、そういう理由もあるのかな? 「泥棒よけに飼っている人も多いんですよ」とガイドさんはおっしゃっていて、なるほど。
旧市街地の建物は、コロニアル風の趣が残る古い建物を惜しげもなくがんがん改装して使っている感がとても印象深く。
一階は普通の店舗。2階には美しい出窓が残っているけれど実際は廃墟。こんな建物がとても多い。
非常に美麗な彫刻を施した窓枠やベランダなどが、修理をする様子もなく2Fに荒れ果てて残り、一方地上階は飾り気も何もない倉庫のような、でも活気のある普通の靴やさん、というような。なかなか見ない光景です。
通常のビルでも、1Fしか使用されておらず上階は荒れたまま放置、という建物がとても多かった。日本とは違い土地は広い、というのもあるのでしょうか。地下の高い場所で既存の建物を修理して使うより、新たに建ててしまう方が安上がり?
クスコ、ナスカなどの観光地と異なり、リマは「今のペルー」を垣間見せてくれるような印象はございました。たった数日滞在しただけで見たように言うのもあれではありますが……。
美しく改装されたばかりの公園。
その向こうの丘にはスラム街が広がる。
この辺りには水道も無く、水売りのトラックから水を買うのだとか。
砂漠地域は常に水不足、海辺の町リマも水不足は続いているらしく、泊まったホテルにも「節水にご協力下さい」という札が張ってありました。
一説によるとナスカの語源はナスカカ、苦しい土地、という意味なのだとか。ペルーの中でも砂漠地帯は昔から水の無い、住むには辛い土地だったのでしょうね。
こんなスラムが身近にある一方、リマ新市街には日本でもなかなか見ないような豪邸も数多く建ち並んでおりました。
クスコの町でも「格差」は激しく、中心広場周辺の家賃は1000ドル以上の所もあり、東京郊外並。でも少し中心から離れた丘ではワンルーム600円程度の所もあるのだとか。
さて。
リマではペーニャ(食事をしながらライブを見られるライブハウスですね)へも参りました。撮影OKな親切なショーでした。
いわゆるフォルクローレのライブ+ダンスのショー。本当はクスコでも行こうと思っていたんですが、発熱の為断念。残念でございます。
お姉さんお兄さんがダンスも披露してくれます。
同じダンサーさん達が衣装を変えて何度も踊っていて、派手な振りはないもののずっと動きっぱなし、というダンスが多いだけに相当ハードだと思われます……。
バンドは二つ。
一部のバンドは観光客向け、二部は地元の人向け、という感じでしょうかねえ。いかにもフォルクローレな一部から、二部はよりベタなラテンポップです!という曲が増え、地元の方々がステージに出て踊りまくっていらっしゃいました。それはそれですごく楽しい。フォルクローレと言うと日本では「コンドルは飛んで行く」な印象が強いですが、リズムはやっぱりラテンで、踊る為の音楽なんだなあ、と。
リマでは天野博物館も見学しました。インカ文明の簡単なガイドを、地図を見ながら日本語で聞けるのはとても有り難かったし、陳列されている土器、それから織物も本当に見事の一言でした。数が厳選されている分じっくり見ることが出来て素晴らしい。
博物館、美術館他にも行きたかったんですが、行ききれず。残念。
■ 食べ物
ペルーの食事はとても美味しかった。香辛料もそこまで強くなく、野菜の濃い味を生かしている素朴な食べ物も多く、海や山、変化に富んだ地形や気候からバラエティーも豊かで、日本人にはとても馴染みやすいのではないでしょうか。
……とは言っても後半、発熱後は胃の調子を壊し、思う存分堪能出来なかったのが残念です。
食べ物の写真、撮ろうと思っていて結構撮り逃しておりましたが。
トウモロコシ。トウモロコシの種類も非常に豊富なようですが、これはサラダやスープに、非常に多く使われておりました。少々塩がかかっており、チーズと一緒に食べる。
ともかく粒がでかい! 親指の爪軽くオーバーです。味は、おいものような感じで濃い。とても美味しい。
スーパーに並んでいたジャガイモ。五種類ありましたがこの他にもイモはまだまだある。市場に行けばジャガイモだけで百種類程度はあり、一説によるとペルー全土で1000種類にも及ぶのだとか。さすが原産地。おイモも、味が濃くてとても美味しかったですよ。
果物も見たことのない南国系のブツが多く、食べてみたかったのですがとても食べきれず。サボテンの実などは何種類か食しました。意外にさっぱりとした甘さ。今まで食べた事があった果物の中では、ドラゴンフルーツに近い味かなあ。
有名な紫トウモロコシのジュース、チチャモラーダ。
無茶苦茶甘いよ、と言われていましたが、レストランで飲んだものも、スーパーで買ったこれも、甘さ控えめで非常に好みの味でした。シナモンの風味がいい感じ。
インカコーラ。これもかなり好きでした。ペルーはインカコーラが強く、コカコーラが「一等賞」を取れなかった世界唯一の国なのだとか? 黄色い色はハーブで、余分な色素は入っていないという事ですが、この色を見る限り怪しすぎる、と現地の方はおっしゃっておりました。でもターメリックとか色の強いスパイスもありますものねえ。真相や如何に。
その他海産物、とうもろこしの粉を皮に包んで蒸した(名前を失念……)ものですとか、お肉料理もどれも食べやすくいいお味でした。
食べ物……とはちょっと離れるけれど。
何やら電車の窓から、妙な枝が伸びている竹のような植物が見えるなあと思っていたらなんとアロエでした。
調べたらアロエって実に種類が多く、実に700以上にも及ぶのだそうですね。
大きさが伝わりにくいですが枝の下の葉っぱ部分もものすごくでかい。下手したら私の背丈ほどもございます。
おまけ。
最終日の夕食、屋台で売っていて食べてみたかった肉入りパイ(これも名前を失念…)とプリンをスーパーで購入して食べてみました。スペイン語はからきしなので、スーパーのお兄さんに「これくらい」と指で小さな四角を作ってプリンを切って貰う。
「Si!」(=Yes)
お兄さんプリン切ってくれました。
何このCDサイズ。
誰もそんなでかい四角作ってないから!
とりあえず味は濃くて美味しかったです。蒸しすぎで堅かっただけで。とりあえずあのスーパーにこの間ためしてガッテンでやっていたプリン極うま調理術を見せてあげたい。
これを全てたいらげたら英雄だと思いましたがさすがに無理でした。
そうそう、ペルーで飲んだピスコサワーというカクテルがなかなか美味しく、日本へ帰ったらこれで酒盛りをしてやれ、と目論んで最終日に焼酎、ピスコを買いに行ったのですが。
「売れません」
とにべもなく断られました。
「な、何故!?」(ここに並んでるのに……)
「明日選挙だから」
ペルーでは、選挙の前二日と当日、翌日までの四日間、お店でも飲食店でもアルコールの販売は一切禁止なのだそうです。選挙は「義務」な国、お酒を飲んで正常な精神状態を失ったり、選挙に行き忘れたりする事を防止する為なのでしょうか。翌日まで禁止なのは、選挙結果でのヤケ飲みを防ぐ為?
売れないのに並べたまま、というのものんびりしてていい感じですが、どうせ四日たったらまた並べるんだし、という所でしょうかね。
そんな訳でピスコを買い損ねたのが心残りです。
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