みんなのうた - FictionJunction

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2012年3月30日(金) みんなのうた

 お知らせブログでございます。
「NHKみんなのうた」にて放映される曲をKalafinaが歌わせて頂く事となりました。
平成24年6月〜7月放送、
タイトルは「moonfesta〜ムーンフェスタ〜」です。
詳しい放送時間などは、六月以降にhttp://www.nhk.or.jp/minna/をご覧下さい。
むかしむか〜し、デビューしたての頃、
「梶ちゃん将来やりたい事ってある?」と聞かれて
「みんなのうたに曲を提供出来たらいいなあ(>_<)!」 と答えたのを今でも覚えております。 夢って叶うものなんだな、などと少し感慨に浸っております。 Kalafinaに叶えて貰ったとも思っております。  歌うのが大好きな子供でした。  幼稚園から小学生に上がる頃、みんなのうたは毎回チェックし、家には「みんなのうた」の楽譜があり、色々な曲を聴いては一緒に歌い、踊り、涙し、その頃聴いて歌った曲は一曲一曲が鮮明で、体に刻みつけられている気がします。  赤鬼と青鬼のタンゴとか、北風小僧の寒太郎とか、有名なものは勿論覚えていますが、放映された事を忘れていた曲でも、例えばふと何処ぞで「コキリコ節」(コキリコのうた)なんてタイトルを目にすると、ハイっと立ち上がって「デデレコデン♪」と熱唱したくなっちゃう。そうそうこれあった、何だか歌詞もサビまでちゃんと覚えてるぞ!  そんな感じ。 「博多人形に寄せて」という歌の美しいメロディーにはいつも涙して、歌詞に出てくる祭りの描写に胸を躍らせたり、「地球を七回半まわれ」では、とても楽しい歌なのですが、途中で当時の自分には不思議なほどの感動ポイントがあった。何でこここんなに感動するんだろ(>_<)! と子供心に思ったのが、今思えば「転調」というものを意識した初体験だったようです。  結構ノンジャンルなのもツボでした。  我が家は父がクラシック好きだったので基本クラシックしか流れていなかったような気がするのですが、そんな中日本の民謡や、映像と共にわくわくな異国情緒を届けてくれる海外の歌の数々、そんなものに触れたのも「みんなのうた」が初めてだったように思います。子供の心は自由ですから、とくにどこの国、どんなジャンルなんて意識せずに聴いていましたが、今自分が、少しアジアな旋律もエスニック風味と言われそうなエッセンスも、別に自分の中でとりたてて意識する事も無くポップスとまぜこぜにしてしまうのは、案外この辺りにルーツがあるのかなあ、とか。  そんな事を書き始めるときりがありませんが、当時の楽譜は今でも大切に取ってあります。ぼろぼろですけれど。  うち一部(これでも綺麗な方(^_^:))。 Minnanouta2
 ぱらぱらめくってみると、自動車になったカメの歌とかパパと歩こうとか、ああもう大好きだったなあ!とますます想い出が蘇るのであります。
 小学校の途中でドイツへ渡ってしまった為、それ以降「みんなのうた」とは長いご無沙汰になるのですが、帰国して暫くしてまた熱が復活して、その時は録音録画が出来るようになっていたのでビデオとエアチェックをフル稼働して……長くなりすぎるのでこの辺りでもうやめておきますが(^_^:)。
 Kalafinaが歌わせて頂く「moonfesta〜ムーンフェスタ〜」も。
 願わくばこの番組を見て下さる皆様に、「歌って素敵だなあ、いいなあ!」というワクワクをお届け出来るものでありますように。
 そう願って止みません。
 そして一緒に歌って頂けたら最高だなあ。
 映像についても語りたい事満載なのですが(>o<)!!  こちらは放映が始まってからにしとうございます。  そんなはしゃぎっぱなしのブログにてすみません。  普段から、関わらせて頂いた全ての作品で、新しい出会いを楽しみに本当に楽しく音楽を作らせて頂いておりますが、やはり自分の中で年期の入った夢が叶うというのは、ちょっと特別な出来事でございまして、本人結構舞い上がっているのでどうぞお見逃し下さい。  Yuki Kajiura Live vol#8についても色々書きたい事は貯まっているのですが、こちらは大阪公演を終えた後に!  大阪の皆様、お会い出来るのが楽しみでなりません(^_^)/!