4月, 2007 - FictionJunction

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2007年4月30日(月) 無事帰宅

帰宅致しました。
やっぱり日本のお風呂はいいなあ。

さてNY出発直前。
信じるものは救われる。
と荷造りの済んだトランクを安堵の面持ちで眺めつつ、
最終チェックにホテルのタンスを開いたら、そこに洋服がごっそり残っていたというちょっとしたハプニングもありましたが、まあ人間やる気と体重(トランクを押さえ付ける)さえあれば何とかなるものです。

無事辿り着いた空港では、私たちがチェックインしているカウンターの後ろで、黒人のお兄さんがものすごい勢いで、乗客の荷物をベルトコンベアに放り投げているのを目撃。何と申しますか、置いているのではなくまさに放り投げている。わざわざ上空に放り投げ、コンベアの上で荷物がガンガン跳ね回るのを面白そうに見ている、といった状況です。疲れるだろうな、あれ。ものすごい体力だな……それにしても誰か注意しろよ……と思いつつ、幸い私たちの荷物引き渡しはちょっと離れた場所で、あのお兄さんの手にかかる事はあるまいと、黙って見ていた。

荷物を渡す場所までゴロゴロと引っ張って行きましたら、背後からさっきのお兄さんがとことこやって来て、「あー、ここでいいから」と受け取って奥へ……。先ほど黙って見過ごした、天罰でしょうか………。向こうで購入したマグカップを諦めた一瞬でした。タオルで包んではあるものの、あの勢いで投げられたらまず生き残れまい。
せめてトランクそのものが無傷である事を天に祈るしかありませんでした。

そして飛行機に乗り込み。
今回は某日本系航空だったものですから、機内食が和なのが嬉しい。
乗ってすぐの昼食に冷や奴が出て来て、おー嬉しいねえ、と側に付いていたお醤油をたら〜りと回しかけ、うきうきと食したのですが。

「パッションフルーツムース」
でした。
かなり凄まじい味でした。
(下の方に薄くはりついていたカステラに染み込んだお醤油がまた……)
いやほんとお豆腐そっくりだったんですよ……。

それにしてもあの醤油が何故そこにあったのか謎です。
他に醤油かけるようなメニュー無かったのに。

醤油味ムースですっかり食欲を無くした為あまり機内食が食べられず、
小腹が空いて来た頃に、空港で購入したシナモン味ゼリービーンズ(真っ赤でとても可愛い♪)をつまもうと思い付く。
ぴりっと袋のはじっこを破いた。
つもりだったのがびりっと潔く裂け、床が奇麗な赤い絨毯になりました……。
拾い集めるのがとっても大変だった上に、一個も食べられませんでした。

まあ、そんな日常茶飯事も色々ありましたがとりあえず無事に帰宅しております。
夕食には、豆腐リベンジで、コンビニで「豆腐屋ジョニー」を買って来て食しました。美味しいね♪
さ、明日からもお仕事頑張ろう♪

あ、ちなみにトランクもマグカップも無事でした。
あの凄まじい衝撃を耐え抜いたのか、それともお兄さんさすがに疲れて、私たちの荷物は丁寧に(あのお兄さんにとっては雑に?)扱ってくれたのでしょうか。

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2007年4月28日(土) 荷造り中

買い込んだタオルが結構かさばり、トランクの1/4を占領する勢いで、ちょっと青くなる。今回は荷物は少ないなと思っていたので、帰国時荷物分け用サブバッグを持参しておりませんでした。

全部入るかな……入るよね?
ううん、きっと入る。
入ると信じている。

と祈りながら荷造りをしてみたら何とか無事収まりました。
信じる者は救われるんですね。

昨日は地下鉄で迷いに迷い、間違ったラインに乗って危うく海を越えそうになるわ、慌てて戻ろうと乗ったのが急行で元の駅に逆戻り、今度こそと手持ちの地下鉄路線図を信じて乗った線は実は休日しか目指す駅に止まらないらしいと気づくまでにまた一往復、目的駅を横目で見ながら通過するたびに「止めて〜、降ろして〜!」と泣きそうになりながら、3駅移動のために一時間半が経過。
もうこの街に来るのは10回目位なのに、相変わらずおのぼりさんっぷりを遺憾なく発揮しつつ帰国します。
無事空港に辿り着きますように。

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2007年4月27日(金) 休日

そんな訳で一日オフ。

考えて見れば「きっぱりさっぱり一日オフ」って久しぶり。

朝の内にミュージカルのチケットをゲットし、その後某ディスカウントショップに奇襲をかける。NYに来て、五番街を歩かずに帰国する事はあってもここに立ち寄らない事は無い、そんなお馴染み(?)なお店です。

ショッピング。
何と甘美な響き。
最近、「よーし今日は買い物行くぞ!」という機会があまり無かったんですよね。何かのついでに買い物、とか、余った時間にちょっとショッピング、という事ばかりで。

そんな訳で久々のピュアな買い物モードに心はすっかり臨戦態勢。「よっしゃ、洋服買ったるでぇ〜!!」とバーニングなハートで乗り込んだ……割には、洋服はほとんど買わぬ内に、バスタオルとフェイスタオルのセットとかキッチンタオルとかで荷物が抱えきれない状態になっているのはどうした事でしょうか。

だってタオルとかも安いんですもの。洋服を見ている最中で浮気して、リネンとかタオル売り場につい立ち寄っちゃったのが敗因ですよ。タオル売り場を見終わった頃には、もう他の洋服だとか靴だとか見られる状態じゃ無くなっていたのでした(荷物が)。ま、日本帰ったらお風呂入って早速新しいバスタオル使っていい気分になるからいいや。
でも何と申しますか……負けた……気分です。くっ。

そんな訳でホテルに帰ったのは既に夕方で、デリに飛び込んでスープを購入、ホテルで遅い昼食を済ませた後、今日見たミュージカルは「wicked」。最近ミュージカル事情にもすっかり疎くなり、何が人気かも知らぬまま人様のオススメに従って何となく見ただけだったのですが。

これが激しく当たりでした。
個人的に「Rent」以来の当たりかも。
何が素晴らしかったかって、ひとえにテンポ感の勝利だと思う。音楽と演出との(英語力不足で脚本についてコメント出来ないのが無念でござりますが)バランスが極上だったんだと思う。音楽単体、舞台、演出単体がどうのというより、これは総合力の勝利だろうなあ。主役級の役者さんは、開演当初とは随分変わっているみたいだけれど、でも素晴らしかったですよ。まあ、細かく語り出すと長くなりそうなのでこの辺りでやめておきますけれど。もしNYへ行かれるご予定ありましたら、是非。ただし、これは「オズの魔法使い」の裏話的なストーリー。「オズの魔法使い」を知らないと面白さ半減……というかさっぱり分からないかも。是非読んでから、もしくは映画をご覧になってから観劇されることをお勧め致します。

それにしても、ミュージカルなどを見て、周囲の皆様が楽しそうに笑っている場面で笑えない、という悔しい体験をする度に、ああ、帰ったら英語勉強しよう! と思うんですけれどね……思うだけで終わっているのが情けのうございます。

観劇後は、でっかい仏像がある某フュージョン系って言うんでしょうか、レストランで夕食。信仰心皆無な私にとっても、乱立する仏像はちょっと謎だったりする訳ですが、ライトなエスニック系メニューはとっても美味しかったです。……スシ以外は(笑)。
スシはきっと日本で回ってるやつの方が美味しい。値段は四倍位だけど。

初めてNYを訪れた際には、食べ物を全て外しましてね。アメリカの方々には味覚は無いに違いない、と超失礼な感想を抱いて帰国したものですが。
でも二度目以来は、一緒に行った方とか案内して下さる方のお陰で、美味堪能しておりますですよ。今回も、今日の夕食も、一昨日食したピザも美味しくてのう。帰国して体重計に乗るのが怖くて仕方がありません。

まあ、知らない土地で美味いものを食べようと思ったら、当てずっぽはやめて現地の方に伺う、もしくはちゃんと調べてから行く。海外だろうと国内だろうと基本ですよね……。

そんな優雅な休日でございました。

明日はお仕事モードで、明後日帰国です。早いなあ。

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2007年4月26日(木) NY滞在中

いきなりですが梶浦@NYーー家を出る前に行って来ますブログを書く余裕が無かったーーです。

まあそんな訳で今回も、10分弱で脅威の荷造りをして出発した為、
部屋着を忘れたのでバスローブで寝ていたり
デジカメを忘れたので写真が一切無かったり
トランクのベルトを無くしたと思って成田で購入したら、到着して開いたトランク内に二本も入っていたり、
まあそんな感じですが、まあ致命的な忘れ物は無くて良かったなー、とか。(……)

滞在数日目にしてやっとネットにも繋げた訳ですが、
ハイスピードを銘打っている割にはあまりハイスピードでは無い環境だったりも致します。
私たちの滞在は結構ハイスピードで、結構とんぼ返りに近いですが。
でも明日は一日オフなので、買い物などしつつ、何かミュージカルでも見られたらいいなあ。(でも一日寝てたりして)

以前、やはりこの季節にNYを訪れた際に、
「日本を脱出すれば花粉症からは逃れられるに違いない」
という根拠の無い夢を見てえらい目にあったので、
今回はちゃんと花粉症の薬も持参して参りました。
あちらこちらから、あめりかんな皆様の豪快なくしゃみが聞こえて来ます。
でも、それでも日本よりは随分マシだなあ。杉の木はきっと少ないんですね。

それにしても。
街を徘徊していて、
「sushi samba」とか、
「American Buddha’s delight」とか、
「zen–hollywood special!」とか、
そんなお店の名前とかメニューを見ると、
ここはやはり人種のるつぼなのだな、
と感じたりします。
国籍めちゃくちゃすぎ。

そんなこんな、走り書きですが。

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2007年4月18日(水) romanesque

雨が続きますねえ。(東京は)
そんな雨の中、本日は「ラオウ(@北斗の拳)昇魂式」なるイベントに出席して参りました。ちなみに、しょうこんしきって変換すると初めにラオウ商魂式に。商魂たっぷりなラオウ。かなり嫌なラオウですが。どうでもいい話ですみません。

式へ赴くために、事務所のMさんが車で迎えに来てくれた今日の夕方。ばっちり黒スーツを着込んで、(きちんとお寺でお葬式形式でやったので、参列者は皆様喪服なのですよ)車に乗り込み、しばし走った後でふと足元を見ると。

しっかりお買い物サンダル履いてるんですが………。

悲鳴を上げるも時既に遅く、今から帰っては間に合わない。
「Mさん、そこすぐ入った所にNINE WESTあるから止めて〜〜〜〜〜!」
とお店に駆け込んで、正味30secで靴選び。それにしても、上はしっかりスーツ着込んでトレンチコートなのに、足はお買い物サンダル(一応黒だったのがせめてもの救い)に、黒い「ソックス」(だってブーツ履こうと思ってたから、どうせ見えないしソックスでいいやと思ったんだもん。寒いし。)で、表参道のお店に駆け込む恥ずかしさと言ったらこれはもう何とも言いようがございませぬ。

店員さん「あの、(靴選びに)薄いストッキングお貸し致しましょうか?」
梶浦「はい、御願いします……」(うつむき加減)
その後コンビニへ駆け込んで、黒ストッキングも調達したのは言うまでもありません。

Mさんに、「かじちゃんを迎えに来てすぐ降りて来た時は油断出来ない。まだ、『ちょっと待ってー!』と待たされる時の方が安心出来る」と言われたそんな2007/04/18。

本日、FictionJunction YUUKAの七枚目のシングル、「romanesque」が発売になりました。聞いて下さった皆様、ご意見ご感想をお寄せ下さった皆様、ありがとうございました!

そんな訳で今回も漬けました。果実酒『romanesque』

Romanesque

今回のフルーツは、出回ってる季節だったし迷うことなく「パッションフルーツ」です。黒糖焼酎+果糖で漬け込みました。

それにしても、私パッションフルーツは食べたことはございましたが、家で包丁を入れたのは初めてでした。良い香りですね!!包丁を入れた途端に何とも言えない香りが立ち上り台所一杯に。漬け込んで暫くは部屋から消えませんでした。香りの良い、美味しいお酒になる予感がするなあ。今から飲むのが楽しみですよ。

ちなみにこの手書きラベル。始めに書いた時、
「romanespue」
になっていた。
よく見るとろまねすぷー。
慌てて書き直しました。

Romanesque2

パッションフルーツの切り口が何とも。
パッションフルーツは、外側は濃い赤ですが、中身の果実はとろっと液状の黄色+黄緑。お酒に漬けると、黄緑の部分がまず下に沈み、上に浮いた皮の部分から赤色がじわじわと降りて来ます。

Romanesque3

18日になってすぐ夜中に漬けたので、約一日経過して、真横から見ると丁度今くっきり三色のグラデーションに! 何だかとっても綺麗!
真ん中の白っぽく映っている部分は透明なのよ。
まあ、すぐ揺すって混ぜてしまうんですが。

パッションフルーツを取り寄せたついでに、リンゴとレモンも取り寄せて、リンゴ酒、レモン酒も漬けました。

Etcsake

並んでいると何だか壮観。ちなみにこれ1本で約4l入るサイズなのよ。
我が家で一番人気の果実酒は、ダントツでリンゴ。ウォッカで漬けるからさっぱりして飲みやすいのがいいんでしょうが、ともかくあっという間に無くなってしまうので、今度は一度に二本。でもきっとこれでも半年分。

レモン酒は、無農薬レモンが数キロ単位でしか買えなかったので、リンゴ酒に入れるついでに単独でも。去年も漬けたけど、こちらもさっぱりして飲み口が良い為か持続的な人気者。

写真撮りついでに。
我が家に来た時は蕾が堅かったミニバラ(レッドシンフォニー)が、綺麗に開きました!美しい〜嬉しい〜。

Bara

そう、最近の私は超にわかガーデナー……。
狭い仕事場の窓際が大変な事になっております。
家族に、「本当に由記はやり出すとキリがないんだから」と笑われながら。
ま、その話まで始めると超長日記になってしまうので本日はこの辺で!

ダリアも開き始めたよ!

Daliah

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2007年4月2日(月) 春ですね

時の経つのは早いなあ、と思うとき。

予告を見て、「あ、見に行こうかな」と思っていた映画が
いつの間にかDVDになってコンビニで売られているのを発見したとき。

ついこの間生まれたと思っていた友人の子供が
「小学生になりました」なんて年賀状を貰ったとき。

書いてからそんなに経っていないと思っていた最新ブログが
何だか結構前の日付になっているのに気付いたとき。

つい先日音楽を作ったような気がする作品が
「今日から放映ですよ」と言われたとき……。

そんな訳でお知らせするのがすっかり遅くなりjましたが、
梶浦がBGMを担当させて頂いたアニメーション、「エル・カザド」が、本日深夜よりテレビ東京にて放映になります。EDテーマは、FictionJunction YUUKAで歌わせて頂いております。タイトルは、「Romanesque」。シングルが4/18に発売となります。また、[savage genius]さんが歌われているOPの「光の行方」という曲のアレンジも梶浦が担当させて頂きました。

なかなかスリリングで面白い作品ですので、宜しければ是非ご覧下さいね。私も楽しみに最後まで作品を見届けたいと思っております。
音楽も合わせて楽しんで頂ければ光栄です。(ご覧になれない地域の方ごめんなさい!)

それから。
GWに公開になります、劇場版「真・北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章」のBGMも担当させて頂いております。前作の映画、DVD、これで3作目の担当になりますが、その度に原作を読み返し、脚本を読み、とりあえず一泣きしてから作曲にかかります。いやー泣けますよね北斗。こちらも宜しければ是非ご覧下さいませ。

それからそれから。
ちょっとお知らせが遅くなってしまいましたが、DVD版、「舞-乙HiME Zwei」第二巻のED、小清水亜美さんが歌われている「storm」の作詞作曲編曲も担当させて頂きました。舞-乙HiME、TV版も面白くて全部見ていましたが、新たにOVA版も懐かしく面白うございます。全三巻になるのかな。こちらも宜しければ是非どうぞ。

とお知らせモードばかりになりましたが……書き忘れたことないかなないかな大丈夫かな。

インフルエンザからはすっかり回復致しました。実はその前から気管支炎系の風邪にも悩まされていたんですが、そちらもすっかり回復致しました。
そして花粉症が残った。

気管支炎とインフルエンザと花粉症にトリプルで襲われると、人は呼吸するのがかなり困難になるという事を発見したこの春でした。そして、解熱剤と咳止めと花粉症の薬のトリプルアタックによる眠気には、どうやら人として抗う事が不可能であるらしい、という事もついでに発見致しました。
健康って大切でございます。

二難去ってみると、花粉症なんて可愛いもの。
と言いたい所ですがやはり鬱陶しいには変わりない。
春よ早く去れ!
と例年のごとく思う私でございました。

そんなこんな。

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