昨年のクリスマスは都内某ホテルで過ごしました。
今年のクリスマスは某リゾート系ホテルで迎えました。
何だかとってもゴージャスゥ♪な感じですが、とどのつまりは曲書く為の缶詰ですから! 残念!
文字通り朝から晩までMacに向かい、ふらふらになってロビーに降りてみれば何だかあっち向いてもこっち向いてもカップルさんだらけで邪魔っ!(やっかみ大爆発)クリスマスケーキもシャンパンも二年連続ぶっちしてしまい、自宅に帰ってきてみれば、本年最後の燃えないゴミの収集日を逃してしまった事に気付いてちょっとブルーな年末ではございます。
2006年の新年はゴミと共におめでとう。
などと言っている間に本日はもう大晦日な訳ですよ。いやー本当に時の経つのは早いですね……と毎年この日になると同じように感じているのですが、そんな年の瀬も押し詰まった昨今、皆様如何お過ごしでしょうか。
梶浦は相変わらず今年も大掃除無し、年賀状無しのケジメもへったくれも無い年越しです。日頃お世話になっております皆様、礼儀知らずで本当に申し訳ございません……。
そんな本日、大あわてで実家に一泊だけ帰るので、ちょっと早いですがご挨拶代わりのブログでございます。
2005、梶浦の音楽を聴いて下さった皆様、暖かいメッセージをお寄せ下さった皆様、本当にありがとうございました。コメントを頂いたり、掲示板に頂く書き込みを拝読する度、自分の作るモノを人様にお届けできるというのは本当に幸せな事だと、ひしひしと喜びを噛みしめております。
来年への抱負はいつも同じです。楽しく音楽が出来ますように。
楽しく音楽が出来るように、その為の努力を惜しまず日々を過ごせますように。
努力する為のエネルギーをちゃんと蓄える事が出来る自分でありますように。
と言いつつ今日は実家帰ってぐーたらモードな辺り説得力がございませんが、とりあえず皆様、本年は本当にありがとうございました。来年も、宜しければまたFictionJunction.comに遊びにいらして下さいね。
どうぞ良い年をお迎え下さい!
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2005年12月12日(月) 福岡打ち上げ記
そんな訳で飲みに突入する訳ですよ。
今夜はとりあえず飲むぞと言う会な訳ですから、
女子部?は準備万端整えます。
「二日酔いしないよ!」ドリンクです(笑)。
男らしく一気に煽ります。
一次会はお魚!焼酎!日本酒!
YUUKAちゃん、スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした!
お料理の写真は案外撮っていませんでしたが……。
色々本当に美味しかったですが、迫力のイカ。
まだうねうね動いていらっしゃいました。
その他にも河豚とかヒラメとかも舞い踊っちゃう訳ですよ。お鍋も美味しかったし、揚げたての薩摩揚げとか中に明太子がどーんと入った卵焼きなどもとても美味でございました。
焼酎は普段あまり飲まないのですが、色々味見させて頂いて好きなお酒も見付けました。今度東京でも捜してみようかな。
二次会は某屋台へ参りましてラーメンを始め、色々なおつまみを頂いた訳ですが、梶浦正直ラーメン食べたの覚えておりません(食べていたという証言はありますので食べていたのでしょう)。その後三次会まで雪崩れ込み、結局朝まで飲みつつ説教オヤジ化していた私。皆様迷惑おかけ致しました!でも楽しかったよね!……ね?
翌日は、とりあえず朝風呂に入りつつホテルの冷蔵庫のお茶や水を四本ほど一気致し、(つまりドリンクの効果及ばずいささか二日酔い気味だった訳ですが)お昼には、プチ二日酔いに負けてたまるかと美味しい和定食も頂き。
その後明太子などもしっかり買い込み、夕食用に買って帰った河豚で帰宅後に知人と河豚ちりです。普段は玄米な我が家ですがこの日ばかりは白米です。だって白いご飯の方が明太子と合うんですもの。
そんな訳で美味し楽しかった(若干頭も痛かった)福岡紀行でございました。
お世話になった皆様ありがとうございました!
今度は説教しないからまた飲もうね!
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皆様今晩は。
福岡で思いっきり酒に飲まれて帰って来た梶浦です。
それも「説教オヤジ化」という、歴代最悪な飲まれ加減だったらしいですよ!
ホテル帰ってもベッドに辿り着く寸前で息絶えて、床で寝ていた程でしたので本人全く記憶飛んじゃってるんですが!
うえええん!
つまりどちらかと言えばお前が一晩説教されておけ、と言う迷惑きわまりない福岡紀行だったらしいのですがとても(少なくとも本人は)楽しゅうございました。
そんなFictionJunction YUUKA福岡イベント。
いらして下さった皆様、ありがとうございました!
FJ YUUKAアルバム発売イベントは、YUUKAちゃんにかなり活躍して頂いて梶浦はおまかせっきりだったりもしたんですが、最終地でもあり、今回は土壇場になってあたふたと参加させて頂きました。屋外でのイベントで、見て下さっている皆様、寒かったんじゃないかなあと少し不安ではあったのですが、ステージの後ろに噴水があったりして、その噴水の吹き上げるタイミングを狙って曲を演奏したりもして、プチ演出? も含め、お楽しみ頂けたのだったらいいなあと思っております。
イベント後には上記のような打ち上げがあった訳ですが、スタッフの皆様が色々写真撮って下さったので、それを頂いたらアップしてみます。多分。
そういえば、FictionJunction YUUKAの「nowhere」という曲があるのですが、この曲のコーラス部分は「ヤンマーイと言っていると書いてあったんですが本当ですか?」というお問い合わせを山ほど頂いたんですが、一体何処にそんな事が?
とりあえず何と言っているかはご想像にお任せ致したく思っているのですが、「ヤンマーイ」で無い事だけは保証します。
そんな今日の日記でした。
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で、今日は柚子の日ですよ奥さん。
蕪はとりあえず放置です。
作ったもの。
・柚子茶
(柚子をハチミツとお砂糖で漬け込みました)
・黄柚子胡椒
(夏から半年かけて青唐辛子を麹と漬けてあったのだ!
柚子の皮を刻んで足して、あと一週間ほど発酵させて出来上がり。)
・柚べし
(一月干したら出来上がる……はず。
でもうち天日干し出来ないからなあ。失敗したら泣く。)
・柚子味噌
(お味噌と煮込んで)
・柚子じゅうすの元
(あまりがちな果肉を絞って甘味加えただけ)
・柚子焼酎?
(残った種を一月ほど焼酎に漬けます。食べ物ではなく手に付ける化粧品)
ぐったり疲れてしまったので箇条書きレシピにて終わりの手抜き日記です。
でもまだちょっと柚子が余っている。何にしようかな?
またお酒にしてみようかしら。
絞ってポン酢にしちゃおうかしら。
とりあえず今日は絞りかすの柚子でゆったり柚子風呂入って寝ます!
柚子を刻みまくった一日でした。
ああ充実感!
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2005年11月29日(火) 蕪です
毎週お肉や野菜は某所から配達して貰っています。
先週のパンフレットでお野菜を選んでいた時にね、
「漬け物などに使う大きめの蕪です。一つでのお届けです」
とあったんですよ(確か)。
大きめの蕪、おまけに一つで買えるっていいなあ。
蕪のシチューとか美味しそう♪
とか思って気楽に注文したんですよ。
来ました。
おおおおおお!
シチューにしようにもこれ、うちの一番でかい鍋よりも大きいんですが!
聖護院かぶらってこれ、千枚漬けにするあれか!
いや、急いでいたのもあって、
パンフきちんと見ないで注文したこちらも悪いですが!
そりゃパンフレットに写真付いてましたけど、それ単体の写真だと案外大きさとか分からないものなのでございましてね。このサイズで「大きめ」という書き方はどうなのか。「スーパー超あんびりばぼーサイズ」とか書いて欲しかったとつくづく思います。いやーそれにしても聖護院かぶらってここまで大きなものなのですね。カボチャ、キャベツを越える蕪。実物を初めてみたので、ある意味勉強にはなりましたけれども。
一応「かぶと昆布の一夜漬け」というレシピも付いていたんですが、
材料:聖護院かぶら一玉
これ一玉一夜漬けにしたら、とりあえず売るほど出来るのは間違いない。
そんな訳で今週は死ぬ気で蕪食べます。
とりあえずポタージュとか?
蕪の量かせげるレシピ募集中です。
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2005年11月28日(月) 美味しい一日
一日ぐーぐー寝て朝を迎えたら、十日以上も粘着されたしつこい熱があっさり下がっておりました。いやー休息は大事だなと思い知った次第ですが、そんな訳で本日は梶浦は働きましたよ。年に数回の「保存食まとめて作ろう」デーです。
まずはクリスマス前に作り置きしたかった生姜の砂糖漬け。
生姜を繊維に沿って薄切りにして(普通皮を剥きますが私は皮付いたままやっちゃいます)、暫く水にさらし、鍋に水+生姜を入れ火にかけ、沸騰したら再び水を変え、これ2〜3度繰り返して辛みを抜きます。
水を切り、生姜の重量の100〜70%くらいのお砂糖で煮ます。我が家はだいたい80%位。焦がさないように注意して。水気が無くなった所で、一枚一枚にグラニュー糖をまぶし、紙の上に広げて干します。乾いたら出来上がり。
乾くのが待ちきれずに味見。美味しいーー。
お料理やお菓子の材料としてもとても優秀ですが、紅茶を飲みながらちみちみかじるのも何とも言えません。私は焼酎は飲まないのですが、焼酎の中に一片ぽとりと落として飲んでも美味しいんですって。
一度作れば一年は余裕で保存出来るのも嬉しい所です。
今年のクリスマスはこれを使って、ジンジャークッキーとかケーキとか焼ける余裕があればいいな。いいないいな。
お鍋の肌に残ったお砂糖も捨ててはいけません! ごりごりとこそげ落として保存。ごっつおいしいジンジャーシュガーの出来上がりです。
それから金柑。
まず1kgほどを甘煮に致しました。
破裂防止に切り込みを入れて、お米のとぎ汁で数分煮て、その後暫く水にさらしてアク抜き、800mlほどの水と600gほどの甘味(うちはてんさい糖+ハチミツ。普通に砂糖だけでも)でことこと煮ます。20分くらい?
最後にレモンを絞って入れて、これは冷蔵庫で保存します。煮汁も保存して、お湯で薄めて金柑湯にして頂きます。これまた美味しいー。(自画自賛大会)
残りの金柑を果実酒にしました。
安いコニャックで漬けてみた。金柑丸ごと適当に入れてだーっとお酒を注いでハチミツ適当に入れて出来上がり……はまだ先ですが。数ヶ月後が楽しみです。
それからベーコン。
正確にはベーコンと言うよりも、パンチエッタと呼ばれる、加熱して食べるための生ハム……と言ったものらしいのですが、全くベーコンと同じようにして使っています。一度作ってあまりの美味しさに唸ってから、家で使うベーコンは全て手作りでまかなうようになっちゃいました。10日ほど熟成させねば食べられませんが、薫製の手間が無いので超簡単。
このパンチエッタを使って、スープ、ベーコンエッグ、普通に野菜と炒めるだけでも、ごく普通の手抜き料理がごちそうに化けてしまう美味しさ。もーとにかくお勧めなんですが、本からそのままのレシピなのでちょっとここに書くのは気が引けまして、参考にした本を紹介しておきます。
保存食の本は何冊となく持っていますが、この本は中でも一番のお気に入り。梶浦の愛読書とも言えるかも?(笑) かなり色々な物を作りました。どれもとても美味しいです。
久しぶりに晩ご飯もちゃんと作りました。残った金柑を大根と鶏肉で煮物にしてみた。美味しいーーー。(自画自賛しながら食べる)
さて、もう暫くしたら柚子が届くんですよ。それも3kgも(笑)。冬の保存食作りはきっとその日がピーク。色々作りたいものがあるのでわくわく待っています。柚子奮闘記もきっとそのうちまた書きます(笑)。
保存食作りに奮闘した上に、洗濯機三回回し+お掃除と奮闘した一日。疲れて日記書きかけで寝落ちしてしまった為、ズルして翌日の更新だったりしますが。ともかくそんな嬉し楽し美味しい一日でございました。
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2005年11月27日(日) 禁断の食物
この季節になると食べたくて食べたくて、
でも絶対に食べることの出来ない禁断の食物。
それは牡蠣。
十年ほど前までは何と言うこともなく食べていたんですよ。大好物でね。
子供の頃は家族でドイツに住んでおりましたのでね、おフランスは牡蠣の名産地まで参りまして、舌がとろけるほど美味しい牡蠣を食べまくったりもいたしましてよ。
そう、そんな黄金期が私にもあったのでございます。遥かなる想い出の日々よ。
始めに牡蠣にビンゴしたのは確か仕事で東北某県へ行った時。連れて行って頂いたお店で美味しい魚、秘蔵の日本酒、美味なる生牡蠣を堪能し尽くして至極素敵な夜だったのですが、ホテルへ帰ってから大変な事に。結局一睡も出来ずトイレと仲良く夜明かし。もう胃液も出ないよー(すみません……)という最悪な状態で朝を迎えた記憶がございます。
それ以来ダメなんです。生牡蠣には必ずと言っていいほどビンゴ。体調の悪い時には加熱した牡蠣でさえダメだったりするので、普段は怖くてとても口には出来ません。この後数日仕事が何もない、もうワタクシ、どうなってもようございます! という決死の覚悟がないと無理。しかしそんな死にそうな気分で物を食べて美味しく味わえる筈もなく、結局ここ数年牡蠣は一度も口にしておりません。
某NYCでオイスターバーへ行った時も、産地色々おすすめ牡蠣の盛り合わせを上手そうに頬張るスタッフの脇でさみしく蟹食べてました。蟹だって美味しかったけどさーふーんだ。
ああ生牡蠣。レモンをたらしてつるっと。
ああ土手鍋。味噌の香りも香ばしく。
この時期、お買い物に出て食品売り場に陳列されている牡蠣の横を通る度に、うらめしやーと呪いをかけています。梶浦の呪い付き牡蠣にはどうぞご留意下さい。貴方もビンゴする恐れがありますよ。
次に生まれ替わるとしたら、牡蠣の食べられる身体にして下さい。神様お願い。
この季節になると食べたくて食べたくて絶対食べるもの。
アンコウ鍋。
今年はまだ食べていませんが。
アンコウのアレルギーというのはあまり聞いたことがありませんが、どうか一生アンコウは食べられる身体でいられますように。
ちなみに鍋と言えば豆乳鍋も大好きです。今週は家で三回豆乳鍋やりました。食べたいものがあると暫くそればかり食べ続ける粘着気質なもので、きっと来週も何度か食べるでしょう。美味しいですよね。
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2005年11月26日(土) お台場イベント
今晩は、梶浦由記です。
本日は、お台場の方でFictionJunction YUUKAイベントをさせて頂きました。ご来場下さった皆様、ありがとうございました!
音楽はこつこつスタジオで作っているのも楽しいですが、直接目の前にいらっしゃる皆様に、その場でFictionJunction YUUKAの音をお届け出来る、という楽しさはまた違った意味で、本当に、格別です。この「場」を与えて下さった、何よりも参加者の皆様、そしてスタッフの皆様にも改めて心からの感謝を!
そんな有り難い場に向かうのに、梶浦は相変わらずずるずると熱が引かず、昨日慌ててお医者様に参りました。何と申しますか「お医者様」にかかるのが結構久しぶりで、レントゲンとかCTスキャンとかそんな事になったらどうしよう! 肺に影とかあったら! 鳥インフルエンザとかだったら! 即入院とかだったら!(……)と道々怯えながら参ったのですが、何と言うことはなく、一分足らずの診察の後、「風邪ですね」と断言され、お薬貰って帰って参りました。
ちょっと咳も酷かったので、咳止めを頂いたのはいいのですが、薬局の薬剤師さんがおっしゃるに「この薬はたまに意識が朦朧とする事もありますからご注意下さいね。」いや、それ違わないですかお姉さん……「ぼーっとする」位の事をおっしゃりたかったんじゃないかと思うんですが、意識朦朧としちゃうのはお薬としてもどうなんでしょうか!?
本日、イベントも近くなり、「ゴホゴホと咳をする梶浦」と、「意識が朦朧な梶浦」との究極の選択で私は悩みました。結局びくびくしながら咳止めを飲んだのですが、別に昏倒する事もなく無事ステージを終えられて今はほっとしております……。すみませんこんな体調で臨んでしまって。
今回はイベントという事で曲数も少なめではあったのですが、やっぱりやりたいなライブ。がっつんバンド入れてツインギターとかで。当然弦だって入れちゃって、コーラスのお姉さんにダンシングして貰って、ライブどんとやりたいな! (あくまで理想は高くね。)とやる気だけは燃え燃えで帰って参りましたよ。(発熱のせい?) まあとりあえず、まず風邪を治そうよ……。寝ます。
そんな訳で。
そう言えば今日のネタでもお話したんですが、
11/23、梶浦はカリン酒を漬けました。
偶然カリンが届いたのが11/23だったからなのですが、
この酒に「Destination」と名付けてみました。
飲めるのは数ヶ月後だったりしますが、
美味しく出来るといいなと思っております。
美味しく出来たらとりあえずYUUKAさんと祝杯ですね。カリンだから喉にもいいしね!
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今日は、梶浦由記です。
昨日も昨日とてスタジオへ向かうタクシーの中で。
ふと気付くとジャージ着ていた自分がいました。
上半身は一応お出かけ着、メイクなどもしつつ最近買ったばかりのコート(お気に入り♪)を着込んでいたりする訳なんですが、下半身ジャージ。さっきまで着てた部屋着。寝間着。膝にプチ穴あり。
いくら熱でフラフラしていたとは言え、こんな着替え忘れって一体どうなのか。さすがの私も速攻戻って着替えましたよ。「す、すみません、戻って下さい!」とタクシー振り出しに戻る状態で。ああ、それにしても到着前に気付いて本当に良かった。
そんな風に日々を乗り越えつつ、今日はFictionJunction YUUKAのアルバム、Destinaionの発売日だったり致します。聞いて下さった皆様、また、もうメールや掲示板でご感想をお寄せ下さった皆様、ありがとうございました!
アルバムを作っていた頃は「発売はまだまだ先だなあ」などと思っていたのですが、経ってみるとあっという間でした。最近の私はサウンドトラックのお仕事をさせて頂く事が多く、それはそれでどの作品も嬉し楽しく取り組んでいた訳なんですけれども、このアルバム制作に入った頃、改めて、
「ああ、『注文』の無い音楽作るの、そう言えば久しぶりなんだ……」
と思った。
「メニュー」の存在する、サウンドトラックのような音楽は、先行する作品イメージがあるが故にそこから新たなインスピレーションを貰える事もあり、自分一人では決してしないであろうチャレンジを余儀なくされる事もあり、要はそういったイメージのぶつけ合い、コラボ的な作り方はとても好きで、あまりフラストレーションを感じた事はなかったのですけれども。
でも久しぶりに何もない、ヒントもなければ縛りも無い、そんな中から音楽を作ってみると、ああ、自分はこんな事やりたかったんだな、とか、こんなのも好きだったんだな、とか、忘れている事さえ忘れていた自分の嗜好の変化や気持ちを思い出したり、何と申しますか本当に新鮮で、本当に楽しかった。「Destination」はどんなアルバムですか? と聞かれてまず思いつく答えは、「作るのが楽しかったアルバムです」でしょうか。溜まっていたのに気付かなかった『音楽』へのストレスを、自覚する前に結局音楽で解消しました、とでも言うような。
唯一の心残りは、もっと曲作りたかったなあ、という事かな(笑)。
普段、音楽を作るとその「出来」を後から振り返って、果てしなく落ち込んだり、たまにはちょっとした自己満足を感じたり、要は自己評価をするタイミングが時期を置いて何度かあるんですが、このアルバムについては全くそんな気持ちにならず、「楽しかったなあ」で完結してしまっています。善し悪しは別として、たまにはそういうのもいいかな、と思ってもいます。
そんなアルバム、「Destinaion」。
後は皆様に楽しんで頂ける事を祈るのみです。
あ、それから本サイトFictionJunction.comの方に、Destinationのライナーノートをアップしてみました。本当はもっと早く特設ページを作ろうと思っていたんですが! でも時間が無くて!(時間は作るものですよ梶浦さん) 結局ギリギリで、それも全曲揃っていない状態でとりあえず発売日だしアップだー! という強引な更新ではあるのですが、そこはネットの良い(?)所。これからぐずぐず少しずつ書き足したり書き直したりもして行く予定ではございます。YUUKAちゃんにも一曲ずつコメント貰って行ければと思っているので、宜しければたまにご覧になってみて下さいませ。
さて、本日はこれからFM-FUJIさんの「J-HITS POWER STATION 」にちょこっとお邪魔する予定なので早めの日記でした。生放送なんでお聞きになれる方、宜しければ聞いてみて下さいねー。では、行って参ります! 今日はちゃんと全身鏡でチェキしてから出かけるぞー。
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2005年11月20日(日) 風邪っぴきです
今晩は、梶浦由記です。
今年の東京は、秋をあまり感じる間もなくいきなり冬に雪崩れ込んだような印象があるのですが、それは単に梶浦が相変わらずハーフ引き籠もったままでいた為に季節の移ろいをやりすごしてしまっただけなんでしょうか。どうなんでしょう。とりあえず急激な気候の変化で風邪が流行っているのだけは確かなようですね。
私も現在しっかり風邪っぴきです。
普段から大きなお仕事が一つ終わるたびに発熱する事が多く、そういう時の症状は「風邪」と名乗るのが申し訳ないような、だらーーっと熱が出てだらーーっと治るだけの、「怠け熱」とでも名付けたくなるような曖昧な感じだったりもするのですが、今回のこれは、どこに出しても恥ずかしくない立派なお風邪様。腫れ上がった喉に咳、鼻水に嘔吐に頭痛に悪寒に発熱、腰も背中もぎしぎし痛むし、もうまさに風邪のオプションフル装備、ピザなら「全部乗せ」、牛丼なら「つゆだくねぎだくにくだく!」といった感じ?
そんな訳で頭は心地よく彼岸を垣間見ているし、仕事をしても音が全部団子状態に聞こえて何が何だかさっぱりな(……)今日この頃だったりもします。ダメじゃん……子供の風邪は学校が休めたりして楽しい事もありますが、大人の風邪は自己管理の甘さで他人様にご迷惑をかけるだけだったりもするので要注意でございますね。良くなり次第インフルエンザの予防注射に行こうと心に決めておりますよ。冬もこれから、皆様もご自愛下さいませ。
そんな訳で今日もさっぱりと短い日記でございました。
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