日常に潜むスリル - FictionJunction

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2004年12月17日(金) 日常に潜むスリル

時々、主に歌詞を書いている時に、とある一つの言葉に取り付かれてしまう事がございます。
唐突に頭に浮かんで来て私の全てを支配してしまう言葉。
例えば今日は。
「しっずかっな湖畔の森の影から」
いや……今すっごくシリアスな(はず)の歌詞を書いてる訳なんですが。
忘れよう忘れなきゃ。さー、気を取り直してもう一度!
「しっずかっな湖畔の森の影から」
「しっずかっな湖畔の森の影から」
「しっずかっな湖畔の森の影から」
‥‥誰か助けて‥‥(涙)

以前、やはりとあるシリアス(なはず)歌詞を書いていた時に「われなべにとじぶた」に取り付かれて三日ほど七転八倒した事もございました。メロディーにハマりすぎるのが問題なんですよね。どんなに他の言葉を思い浮かべようとしてみても、気が付けば「われなべにとじぶた」。どーしろっちゅーんじゃ状態です。

さてさて。
ブレーカー飛ばした後に給湯器の電源入れるの忘れてお風呂溜めちゃって、思いっきり水風呂でとても寒かった今朝。そんな生活感溢れる師走も半ばではございますが、皆様如何お過ごしでしょうか。
どんと寒くなって参りましたねえ(東京は)。風邪引きさんもそこここで見かけます。忘年会シーズンと相まって、お体壊しやすい時期ですから皆様ご自愛下さいませ。

かくいう私も数日前の朝、ふいに激しすぎる腹痛と嘔吐に襲われトイレとお友達になってしまい、あわや救急車な騒ぎで今日はスタジオぶっちぎりかと一時覚悟はしたものの、数時間経ったらけろっと治ってしまいました。風邪かなあとも思ったのですがその後なんともないので一過性のものだったのでしょうか。とりあえずは良かった良かった、です。

しかし結構辛い腹痛でした。心当たりは全く無い‥‥という訳でもないのかもしれないなあと。
何と申しましても、「外食が多いけれどたまには自炊」な一人暮らしをしている人間(の中でもだめんずの部類に入る人間)の食卓、梶浦宅を含む一部の人間の食卓は、「今日何を食べたいか」より「今日何を食べねばならないか」に支配される事が多い。「あ、卵さすがにそろそろやばいかも」とか、賞味期限を素敵な勢いで越えた納豆のパックを眺めて「どうだろう。火を通せば行けるか?」等々の自問自答の上、今日も食卓には何となくスリルを含んだ食材が並ぶ。(うちだけ?)

どうせ自炊の回数が少ないのであれば、痛みの早いナマモノなどは買わなければ良いのでしょうけれど。それでもたまに、「今日は煮込みうどんだ! 誰が何と言おうと煮込みうどんなんだあ!」という一瞬があり、そうなるとどうしても近くのスーパーまでネギや卵を買いに走る訳ですよ。結局そういう突発買いなナマモノ類が、「不安要素たっぷりな食材」として冷蔵庫で幅をきかせるようになる訳ですね。(うちだけ?)

キケンを伴うのは決してナマモノに限った事ではございません。先日、買っておいた「剥き栗」パックを開けて、仕事の傍ら手探りでぱくぱく食しておりました。ちょっと酸味のある栗だなーと思ってふと見ると、手の中にあったのは見事に真っ白なカマンベール剥き栗。ぎょっとしてパックの中を見ると、そこには綺麗に白く暖かそうなカビを纏った栗さん達がゴロゴロと。そういえば数日前、食べようかな、でもやめようかな、とパックを開けかけて止めた覚えが。そうかーあの時空気入っちゃったんだな、茹でただけの栗だもんな、そりゃカビるよな、と悠長に構えてもいられず、でも既に食べちゃった分はどうしようもなく、さすがにこればやばいかも。来る~~きっと来~る~♪ 的に蒼くなっていたのですが、案外何と言うこともなく。やっぱり白いカビは比較的安全なのかも。……でも試さないで下さいね。

さてさて。
今月は何かと家にいる時間が少なく、今年の日記もこれで最後になるかもしれません。早めではありますが年末のご挨拶を……とも思ったのですが、こんなどーしようもないネタで一年を締めるのはさすがにあまりに悲しい気もして、年末までにはまた何か、つらつら書かせて頂こうかと。
とりあえずは、メリー・クリスマス!(早すぎです)


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