2004年6月3日(木) 夢破れる
「いつか自分の台所を持ったら‥‥。」
女なら誰でも憧れる(はずの)鍋。その名も「ル・クルーゼ」。
男性には徹頭徹尾興味の無い話だとは思われ申し訳ないですが、その形状と性能からプロにもアマにも人気が高いと言われるおフランス製の鋳物鍋でございます。鍋以外のキッチングッズも出していますが。「クルーゼ」はフランス語で「坩堝」を表すらしいです。おっと豆知識。
私だって女の子だもん。(異論反論オブジェクション認めません)やはり憧れておりましたのですよ。新居の台所に赤いココットロンド♪(鍋の種類です)。ましてや私、玄米も好きですがスープも大好き。御飯を炊く余裕の無い時は豆スープ、どちらかと言えば豆ペーストと言った方が早いようなスープを大鍋一杯に作って三日ほど食べ続けて飽きない人間です。煮込み料理に最適と言われるこの鍋を購入して使い道に困る事はまずあるまい。引っ越しも一段落したある日、ささいざや! と購入しに出かけたんですけれどね。
重いよ‥‥重い重いとは聞いていたがこの重さは一体何事か。こんな鍋を使って料理出来る人間が本当にこの世にいるのか。カラでこんなに重いのに、中にシチューでもたっぷんたっぷんに入っていようものなら、そんな重い+煮えたぎったモノを無理して持ち上げて足の上にでも落とそうものなら、これスーパー大惨事間違いなし。ただでさえ体力には自信の無い昨今、それを徹頭徹尾使い果たすヘロヘロな修羅場時期には尚のこと、こんな主婦養成ギプスのようなものを使うのは無理と思われ、泣く泣くその場で諦めました。こうして一つの夢が散る。
まー思うに夕食がパンとスープだけで、スープ鍋火の上にかけたらもうそのまま動かしません的なお国柄ならいいのかもしれませんが、こまこま色々なモノを料理する、場所にもレンジ台の数にも余裕の無いジャパニーズ家庭には、あまり向かない鍋なのかもしれません‥‥単に私の体力が人並み外れてローレベルなだけかもしれませんが‥‥。
おまけ。梶浦的適当豆スープ@修羅場三日間一本勝負レシピ
○タマネギたっぷり+ニンニク、ショウガ適量をオリーブオイルで炒める。
#最近は「茶色になるまで炒めたタマネギ@フリーズ」といった便利な冷凍食品も出ているので、それを利用するのも便利です。ただ業務用安物買うと、使用している油のせいか何だか臭いのもあるので注意。
○水をだーっと注ぐ。スープストック適量、ローリエの葉っぱを2~3枚。
○野菜。あるもの何でも入れる。にんじんとかジャガイモとかキャベツとか蕪とかカボチャとかブロッコリとか要は何でも。私のように煮くずれて原型無くなっても気にしない人はぜーんぶ一緒で平気。
○豆を入れる。乾燥豆ならある程度煮ておいた方がいいですが、私は大抵水煮の缶詰を使うか、一番使用頻度が高いのはレンズ豆。これなら乾燥豆をそのまま使用してもさっと火が通って簡単スープには最適です。かなりたっぷり入れる。ただ調子に乗って入れすぎるとどろどろを通り越してスープ固形化しますので注意。それはそれで美味しくて好きですが。レンズ豆だけだとちょっと淋しい時は、サラダ用のミックスビーンズ小缶も入れたりする。
○普通御飯に入れる「十種雑穀混合」的な穀物をざらざら入れる。私が愛用しているタイプは黒米も入っているので、スープが紫に染まりますが(笑)、私は気にしない人なので平気。変色が気になるようなら赤米、黒米入りは避けましょう‥‥。白米と違って穀物はさらりと仕上がるので、おじや化しません。そこがミソ。混合雑穀が無ければ普通の押し麦でも。クセが気にならなければそば米なんかでもいいかも。
○適当に3~40分煮る。塩胡椒で味を調える。
○チーズをガリガリ削ってたっぷりかけて食べる。これだけで充分お腹一杯になり、パンもいらない便利もの。
○2~3日目になって味に飽きて来たら(笑)、カレー粉入れてカレーにしたり、トマトピューレ入れてトマト味にしてみたり。
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