2003年5月20日(火) その他色々in NYとか
無事帰国したんですが、今度は7月頭に一週間ほど西海岸へ行って参ります。
こちらにゲスト参加させて頂くので。
ゲストライブ企画がありまして、ライブをやるのですね。
個人名義のライブは初めてなのですが、それが海外になるとは……。
歌に.hack、今回のFictionでも大活躍して頂いたEmily Bindiger嬢、ギターに西川進さん、ヴァイオリン(まだ未定……)、少数ですがなかなか豪華なメンバーです。オープニングセレモニーに1~2曲、本番ステージ?にて5曲ほど、演奏する事になりそう。key of the twilight とかfake wings とか canta per me 等々。とここで宣伝してもご覧頂けないのであれなんですが。
西海岸行くの初めてなんですよね。米国はまだNYにしか足を踏み入れた事が無いのでございます。何でも会場はディズニーランドのすぐ側なのだとか。案外忙しいスケジュールのようなのですが、行く暇あるかなあ。
そんなこんなで、英語力の不足を実感した今回でもあったので、インスタント勉強の為に英会話のテキストなんかを本屋で買ってみる。
「ハイ、ジュディー! 今度のピクニック、何を持っていく?」
「そうねえ、手羽先のピリ辛揚げなんてどうかと思っているんだけれど!」
「あら、いいじゃない! あたしはどうしようかなあ~~♪」
……役に……立つのか?
そうそう、US版のFictionなんですがね。
ジャケ含めデザインワークが無茶苦茶気に入っております。
See-SawのDreamFieldでお世話になったグラフィックデザイナーの吉田理一郎さんが全て作って下さったのですが、かなり理想に近い、と言うよりこんなカッコイイジャケで中身が私の曲でいいんですか! という気に入りよう。まだサンプルしか上がっていないのですが、近々ジャケ、曲目含め、内容ももう少し詳細に紹介したページを作りますので、是非ご覧下さいませ。日本版はまた違うジャケになるようです。NYでブックレット用写真撮影なんかもやっちゃいました。
写真撮影、一部をビルの屋上で撮ったんですが……。
12階ビルの屋上、手すりに座る……とは言っても12階断崖絶壁手すりではなく、ちゃんと下のフロアにベランダのある幅広の手すりで、例え転けた所で下に転がり落ちる心配はまず皆無な場所ではあったのですが。私高い所ダメなんですよ。ええ、本当にダメなんです。怖かったよう。それでも我慢してなるべくクール?な顔をして座っていたつもりなんですが。顔ひきつっていたんだろうなあ……だってアレですよ。高さを忘れようと思っても、背後から、12F下の道路の音が這い登ってくるんですよ。パトカーのサイレンの音なんかがファンファンと。それでも前向いてるうちはいいんですが、「ちょっと横向いてください~」なんて言われた日にはアナタ。視界の隅に底知れぬ(梶浦視点)奈落が目に映ったりなんかしちゃって、ふーーっと意識が……。「ダメです~許して下さい~~!(半泣き)」状態に。「解りました……前向いてていいですよ……」
現場には高い所がダメな人間は私だけで、
「私、この手すりの上で踊れます」(Mさん談)的なお方ばかり。
相互理解の難しさと申しますか、「誰も分かってくれない……」孤独感を味わってしまった一時ではございました。
滞在中、仕事ばかりしていた訳ではなく、若干のオフタイムも御座いました。ヤンキース×エンジェルスのチケットを頂いたので、松井選手見て来ましたですよ。Mixの中抜けで行ったので、2イニングしか見られなかったのですが、丁度松井選手の打順に周り、ヒットも打ってくれたし次の選手がホームラン打ってくれたりしたので一応ホームを踏む姿も拝め、ラッキーだったかも。
ミュージカルもかろうじて一本見て来ました。
Hairsplayか、Bohemeかで悩んだのですが、Hairsplayはチケットの入手不可で諦め。遊びに行くのだったら前もってwebでチケット簡単に入手出来る昨今ではありますが、仕事で行く場合当日までスケジュール読めなかったりするので、人気作品とはなかなか縁がございませんね。メトロポリタンオペラも、一番始めにNYにプライベートで行った時以来ごぶさたです。
で、新作ボエーム見て来たんですが、プッチーニの「ボエーム」をミュージカル化したもの(当然ボエーム原作ミュージカル『レント』の人気の煽りですね)という知識しかなかったのですが、見に行ってみたらミュージカル化というより、オペラそのまま頭から終わりまでやってました。言語イタリア語のままで。舞台は派手で、演出も多少現代風にはなっていたものの、そのままってのはどうなのか。歌手さんも、男性二人は結構良かったですが、女性二人がな~。悪くはなかったけれど、私がこのオペラで一番好きな歌「ムゼッタのワルツ」の出来なんか今5歩という所で、不満もちょっと残る。これならメトで普通にボエーム見たいなあとちょっと思ってしまったよ。
食生活は、スタジオ時間が長かったのでデリバリーが多かったのですが、それにしては豪華だった……。デリバリーのタイ料理が無茶苦茶美味しくて、二度も頼んでしまいました。ホテルの真横にあったインド料理がまた絶品で、今度行く機会があったら是非またあのホテル、あのインド料理店へ!
そう、今回のホテルは部屋に電子レンジ、キッチンまで付いていてとても嬉しかったですね。オートミールが大好きなので、朝は毎日オートミールでしっかり繊維も補充。まあ色々、今回も良く食べました……。「梶浦さん、メニューを見る時本気ですよね!」とか、「いやあ、その食へ向ける情熱は見ていて気持ちいいです!」とか言われまくるのも一体どうなのかと思う昨今ですが、どうせ食べるなら美味いモノ! でしょうやはり。
相変わらず忘れ物が多く、買ったばかりのデジカメを無事忘れていった私ですが、スタッフの皆様が大量に写真を撮って下さった筈なので、滞在記でもそのうちアップ出来たら……とは思ってはいるのですが、以前のバリ旅行も予告だけしてそのままになっている状態でございますのでどうなるか。まあ、予定は未定という事で。
そんなこんなの長めの日記でございました。
そうそう今回はちょっと「日本人の有名ミュージシャン」付いておりまして、「おお!」と思う方に3人ほどお会いしました。物陰から指を銜えてこっそり見てただけですが。「サイン貰って来ていい?」「……やめて下さい。」ちぇ、いいじゃないか~別に~。
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