Destination | FictionJunction

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2005年11月23日(水) Destination

今日は、梶浦由記です。
昨日も昨日とてスタジオへ向かうタクシーの中で。
ふと気付くとジャージ着ていた自分がいました。
上半身は一応お出かけ着、メイクなどもしつつ最近買ったばかりのコート(お気に入り♪)を着込んでいたりする訳なんですが、下半身ジャージ。さっきまで着てた部屋着。寝間着。膝にプチ穴あり。
いくら熱でフラフラしていたとは言え、こんな着替え忘れって一体どうなのか。さすがの私も速攻戻って着替えましたよ。「す、すみません、戻って下さい!」とタクシー振り出しに戻る状態で。ああ、それにしても到着前に気付いて本当に良かった。

そんな風に日々を乗り越えつつ、今日はFictionJunction YUUKAのアルバム、Destinaionの発売日だったり致します。聞いて下さった皆様、また、もうメールや掲示板でご感想をお寄せ下さった皆様、ありがとうございました! 

アルバムを作っていた頃は「発売はまだまだ先だなあ」などと思っていたのですが、経ってみるとあっという間でした。最近の私はサウンドトラックのお仕事をさせて頂く事が多く、それはそれでどの作品も嬉し楽しく取り組んでいた訳なんですけれども、このアルバム制作に入った頃、改めて、
「ああ、『注文』の無い音楽作るの、そう言えば久しぶりなんだ……」
と思った。

「メニュー」の存在する、サウンドトラックのような音楽は、先行する作品イメージがあるが故にそこから新たなインスピレーションを貰える事もあり、自分一人では決してしないであろうチャレンジを余儀なくされる事もあり、要はそういったイメージのぶつけ合い、コラボ的な作り方はとても好きで、あまりフラストレーションを感じた事はなかったのですけれども。

でも久しぶりに何もない、ヒントもなければ縛りも無い、そんな中から音楽を作ってみると、ああ、自分はこんな事やりたかったんだな、とか、こんなのも好きだったんだな、とか、忘れている事さえ忘れていた自分の嗜好の変化や気持ちを思い出したり、何と申しますか本当に新鮮で、本当に楽しかった。「Destination」はどんなアルバムですか? と聞かれてまず思いつく答えは、「作るのが楽しかったアルバムです」でしょうか。溜まっていたのに気付かなかった『音楽』へのストレスを、自覚する前に結局音楽で解消しました、とでも言うような。
唯一の心残りは、もっと曲作りたかったなあ、という事かな(笑)。

普段、音楽を作るとその「出来」を後から振り返って、果てしなく落ち込んだり、たまにはちょっとした自己満足を感じたり、要は自己評価をするタイミングが時期を置いて何度かあるんですが、このアルバムについては全くそんな気持ちにならず、「楽しかったなあ」で完結してしまっています。善し悪しは別として、たまにはそういうのもいいかな、と思ってもいます。

そんなアルバム、「Destinaion」。
後は皆様に楽しんで頂ける事を祈るのみです。

あ、それから本サイトFictionJunction.comの方に、Destinationのライナーノートをアップしてみました。本当はもっと早く特設ページを作ろうと思っていたんですが! でも時間が無くて!(時間は作るものですよ梶浦さん) 結局ギリギリで、それも全曲揃っていない状態でとりあえず発売日だしアップだー! という強引な更新ではあるのですが、そこはネットの良い(?)所。これからぐずぐず少しずつ書き足したり書き直したりもして行く予定ではございます。YUUKAちゃんにも一曲ずつコメント貰って行ければと思っているので、宜しければたまにご覧になってみて下さいませ。

さて、本日はこれからFM-FUJIさんの「J-HITS POWER STATION 」にちょこっとお邪魔する予定なので早めの日記でした。生放送なんでお聞きになれる方、宜しければ聞いてみて下さいねー。では、行って参ります! 今日はちゃんと全身鏡でチェキしてから出かけるぞー。