若葉の頃 | FictionJunction

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2009年5月6日(水) 若葉の頃

五月ですね。
若葉の頃です。
五月と言えばシューマンの「美しき五月に」。
歌曲集「詩人の恋」第1曲。
美しい曲です。
恋の甘い旋律と春の初々しさ、
こみ上げる期待、若い不安、そして恐れ。
短い曲ですが、こんなに完成された曲を他にあまり知りません。
初めて聞いたのは小学生の頃ですが、マジ泣きしました。
ピアノと歌ってこんなすごい事が出来るんだ。
そう思った。
それまで歌曲と言えばシューベルト派だった私ですが、
シューマンすげえ。
子供心に感動した一曲でした。

なぜいきなりシューマンかと言えば
それは先日食したシューマイ弁当が美味しかったからです。
崎陽軒のシューマイ弁当はナイスですね。
タケノコの甘く煮付けたのが大好きなのですよ。
シューマンもいいですがシューマイも素敵です。

シューマイ弁当と言えば
お弁当を食べながら知人とゲームの話をしていた。
大人になってからあまりRPGやっていないね、とか。
私もクロノトリガー再プレイを挫折したばかりですし。
ロープレって、中断して一週間も放置すると
私は誰、ここは何処?と完全に自分を見失って
続行不可能に陥ってしまったりするので、
忙しい時期にはなかなか遊びきれないものですよね。
二つの世界を生きるのは大変なんだぜ。

ゲームと言えば、かつて私がDSを購入した際に、
わくわく同時購入したのが、某大ヒット癒しゲーソフトでした。
そう、梶浦は癒されたかった。
ゆるくゲームの世界に飛んで、
戦いもレベル上げも仕事もない別天地に魂を遊ばせたかった。
そんな時期が私にもありました。

しかしゲームスタートして某森に引っ越してみると
「じゃあお家建てたから借金返してね♪」
といきなり一方的に借財宣言されるではありませんか。
え……借金?
なんかいやだなあ。
それからは毎日、ちまちまと魚釣りをしたり落ちている果物を拾って売ったり、寝る前の数分を借金返しに費やすことに。
さっさと寝たくても、数日放置すると、まだローンの残る新居にゴキブリが沸いてしまうし、(ゴキブリ大嫌い)何より借金を放置したままにしたくない。
何この住宅ローン地獄。
眠い目をこすりながら、梶浦は日々魚を釣り、桃を拾った。

そしてやっと完済にまで辿り着いたある日ある夜。
ああ、これでローンも終わるのね。後は優しい老後が待っているだけなのね。
達成感に涙ぐみながら最後の支払いに赴くと、
「じゃあお家増設してあげるね♪支払いはこれこれになりま〜す♪」
なんて言われるじゃありませんか。
いや、いいから!
私ウサギ小屋でいいから!狭い部屋の方が落ち着くから!ほんといいから!
とお断りしてみようとするも虚しく、
今度は数倍にも膨らんだ借財をかかえ、梶浦は一人川辺に佇んだ。
生きるって戦いなのね。
そう思った。

それでもやっぱり、どうしても借金を放置しておくのが嫌だった為、無事返し終わるまで毎日必死に働き、払い終わった日に私の某森ゲームは終了しました。
疲れました。
もうすっかりトラウマです。
私には分かりません。
あんな住宅ローン+ゴキブリゲームが、
なぜ世で癒しゲーなどと呼ばれているのか。
全く理解出来ません。
もうあれから年単位の時が経ち、あのゲーム今立ち上げたら、寂れ果てた森の中にゴキブリハウスがぽつりと取り残されているのかもしれません。
ホラーじゃん……。

そんなとりとめもない
若葉の頃。
ほんとーにゆるくできる、毎日立ち上げなくてもいい、借金もゴキブリもない癒しゲー(DS限定)のお勧めがあったら、誰か梶浦に教えてやって下さい。