毒舌とか | FictionJunction

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2003年12月9日(火) 毒舌とか

最近の「毒舌ブーム」とやらがどうも気にくわない私です。

ユーモア、ジョークの中でも、「悪意あるユーモア」はより高度なもんだと思うんだよね。個人的に「毒舌」ってのは、思わず人を「ニヤリ」とさせる陰のユーモアが含まれているものと認識していて、毒舌かます対象への知識+言葉のセンスのある人間、要は「オツムの良い」人間にしか「吐く」事の出来ない高越技術だと思っているんですが。誰もが笑える軽い冗談の範囲ならいいですが、そこにあからさまな悪意を含むユーモアの場合、本来悪意の対象となって面白い思いをする人間がいる筈もない……そこにユーモアのセンスをたっぷりと振りかける事によって、悪意を向けられた本人でさえ思わず「ニヤリ」と苦笑させられてしまう、「毒舌」かくあって欲しいと思うんだけれど、昨今の自称「毒舌」って、単なる陰口、罵詈雑言の域を出ないものが多すぎる気がしちゃって。

知り合いの方が日記で「毒舌と失言を勘違いしている人が多すぎる」に近いニュアンスの事を書かれていたんですが、さもありなん。罵詈雑言を考えなく口にする、もしくは書き連ねる事を「毒舌」なんて呼ばれると、違った意味で苦笑しちゃいませんか。それは舌に毒があるんじゃなくて、単に軽いだけでしょう……舌と頭が。

最近読んでいる本:スティーヴン・ミルハウザー著作数冊。
昔読んだ「エドウィン・マルハウス」が好きで、でも店頭に並ぶタイプの作家でもないので何となくそれ以来になっていたんですが、先日手にしたアンソロジー「夜の姉妹団」にこの人の短編が入っておりまして。読んだ勢いで買える本全て揃えて読んでいます。とは言ってもそう大した冊数でもないですが。ハマってます。
感想についてはそのうち、相変わらず放置しっぱなしの「bookshelf」に追加……出来るといいなあ。


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