ペルー旅行記その4 - FictionJunction

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2006年11月21日(火) ペルー旅行記その4

■ その他色々

リマではCDショップへも二度に分けて赴き、フォルクローレやらクレオールやらその他の棚をあさって、王道系から怪しい系(笑)まで「ペルーリリース品限定」で4〜50枚買いあさってみました。まだ全部は聞いていませんが、王道系はそれなりに当たりが多く、期待していた怪しい系は怪しさが足りず残念なブツが多うございました(笑)。無念なり。

楽器屋さんへも行く。吹けないんだけど何故かケーナを買ってみたり(お店のお兄さんに15分特訓して貰いましたが未だに音が出せず……)、小さな打楽器を買ってみたり、弾けないんだけど何故かチャランゴ(小さなギターのような楽器です)買ってみたりしてしまいましたよ。いやーついついね。

チャランゴの持ち帰りには一苦労。明日来てくれればハードケースを出しておく、と言われたのですが翌日行っても話が伝わっておらず、「ここにはハードケースは無い。今から親戚の家を回ってみるからどこかにあるかも。3〜4時間待ってくれ」と言われ、親戚の家回るのか……とツボを突かれつつ飛行機の時間があるので3〜4時間は無理ですがな。仕方ないのでソフトケースで機内持ち込みして抱えて帰って来ました……弾けないんだけどね(笑)。

そんな感じのペルー滞在。いやー楽しかったです。色々もっと書きたかったこともある気もしますがこの辺りで……。ペルーはともかく見所が多く、チチカカ湖周辺やアマゾンも覗いて見たかったし……もっと行きたい場所は山ほどありましたが日程の関係でちょっと無理でした。見所が多い分、日程の半分は移動に費やしていたような気も致します。限られた日数で回るのなら、ツアーに参加するか、あらかじめ旅行社さんに交通の手配は全てお願いしておかねば無理だなあと実感致しました。観光スポットへ向かう電車、バスなど、当日では手配しづらい物も多いようですし。日本からの方はやはりツアーが多く、一人で回っていると周りの方から珍しがられました。一人でとは言ってもガイドさんお願いしていたのでとても楽ちんでしたけれど。

そう、とても楽しかったペルー旅行。FictionJunction YUUKAのキャンペーンは全てゆうかちゃんに任せ、お姉さん思いっきり遊んで来ました。ごめんねゆうかちゃん。今度会ったらおみやげ渡すから!

■ 追記

海外旅行を決めると、とりあえずその国の小説を読んでみる私。(その前にガイドブックを読んで行け、という話もある)

今回読んで行ったのはリョサとアルゲダスを何冊か。以前マルケスやイサベル・アジェンデにハマった時、他の南米文学もちょっとだけ固めて読んだ事はあったのですが、正直リョサは一冊読んだだけで素通りしていた。何と言うんでしょうか。土と血と愛と幻想な南米文学の中でも、比較的「モダン」な方が好きだったのかな。アルゲダスに至っては今回調べて初めて名前を知りました……。

今回読んでみて、リョサも改めて素晴らしいと感じたのですが、特にアルゲダスにさくっとやられました。素朴でストレートな、激しくも繊細な感情表現、寓話的であり、二つの世界の間を揺れ動き、どちらにも馴染めないが故に弾かれ、時には自分の都合の良い方へ寄ってしまう身勝手な感情……そのままアンデスと西洋のせめぎあいを体現していると言われる彼の作品ですが、でも日本に生きる私達にもそんな落ち着きどころの無い、心の揺れはどこかにありますよね。理解できる部分も、理解できない部分も含めてお勧めです。「アルゲダス短編集」がとりあえず入手し易いでしょうか。
アルゲダスに比べてリョサは作品も、入手できる本も多いようで、これからまた何冊か読んでみたいと思っております。

■ 日本への帰途

最終日、体調を壊して先延ばしにしたクスコ観光をこの朝に入れ込み、その後リマへ移動して、リマから往路と同じくアトランタ経由で成田、の予定でした。

とりあえずクスコで飛行機が遅れ、飛行場でぼーっと三時間待つ。
それでもリマでは時間に余裕があったのでまあ問題は無く、リマの空港には出発二時間半ほど前に入ったのですが、私の前に4〜5人しか並んでいなかったにも関わらずチェックイン一時間待ち。
やっと順番が回って来たと思ったら、

「you know、あなたの飛行機は五時間遅れています」
you know、という表現にここまで矛盾を感じた事はありません。
梶浦「ご、五時間ですか!?」(当然トランジット間に合いません)
係員さん「とりあえずロスへ行って下さい」
いきなり西海岸です。

それからチケットの手配、航空会社も変わるのでチェックインのし直し、やっと荷物を預け終わった時点で、新たに乗る事になった飛行機の出発まであと40分。……まだ出国もしていないんですが(汗)。出国もそれなりに並び、飛行機まで走れ状態になった梶浦は、空港で買おうと思っていたおみやげを全て買い損ねました。

で、気づいたらロスですよ。
西海岸の空は今日もピーカンに青かった。

Los

そんな訳で、ペルーへ行っていた筈だったのに何故かおみやげがマカデミアンナッツだったりロサンゼルス・ドジャーズグッズだったり、コチジャンだったり(ロス→成田がコリアン・エアになった為)するんだけど許してアミーゴ!

今日やらねばきっと二度とやらないと(笑)一気に書き上げたペルー滞在記でございました。
いやー梶浦頑張った。無駄に長く、無駄な写真も多かった気がしますが、ご容赦下さいますよう。


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  1. あや より:

    おかえりなさい。
    なんか、本当に梶浦さんの好きそーな場所でしたね。
    今回の旅が、また楽曲に生かされるのかと思うと、
    ワクワクします。

  2. より:

    なにいってんですか~梶浦さん無駄なものは引けないチャランゴダケデスヨ~~~引けるようにがんばってね。
    ラジメニアでゆうかちゃんが梶浦さんお土産はっていってましたよ。
    あと梶浦さん第一印象は怖いそうだったそうです。。。

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